スポンサーロゴとサッカー中継

NHKと朝日新聞の確執がラグビー中継に飛び火したようです。なんでもレフリーの胸に朝日新聞のロゴが入ることをラグビー協会がNHKに伝えていなかったとか。そのためNHKはなるべくレフリーをupにすることなく中継しました。

NHKと朝日のことなんてこのブログには関係ないのですが、サッカー中継には少し関係があるかなと。

自分の記憶(←少しあいまい)だとイタリアWCくらいまでのサッカー中継は、引いた画面で全体を映すスタイルだったと思います。それが今では、選手のアップや局地戦を映すことがかなり多くなりました。

それ以前にもこういう中継スタイルがあったのかもしれませんが、話題になったのは、イタリアの某ビッグクラブチームのオーナー兼政治家が配下のテレビ局を利用し、自チームの選手ばかりを積極的にアップで映し始めたのが最初だったと思います。

迫力ある映像や選手の細かいテクニックが見れるというお題目を隠れ蓑に、スポンサーロゴを積極的に映すことが目的だったことはいうまでもありません。もちろんイタリアのサッカー通からは失笑を買いました。(たしか10年以上前にサカダイで読んだ)

日本でも徐々にこの中継スタイルが取り入れられ、当時のYahoo!掲示板には、「迫力があっていい」というようなレスがあったことを思い出します。

私は引いた映像が好きです。ボールを持ってない選手の動きがわかるし、全体が見えると戦術的な楽しみがより味わえるから。

最近は耳にしなくなったと思うのですが、私は、ボールを持っているのは3分程、残りの87分間にどういう質の動きができるかということが、選手の価値・評価のほとんどを決めるものだと考えています。

FWからDFまでのカバーは無理だけど、ボールを持った中盤の特定の選手だけ映してFWの動きが見えなかったり、サイドチェンジする前の陣形がわからなかったりとかでは、興ざめです。

中継スタイルの好みは人それぞれだし、テレビ局の言い分も予想できますが、もう少しだけカメラ引いてみませんかぁ>とくに民放さん

またまたスカパー入れない貧乏人の嘆きでした。