愛媛FCのこと

愛媛FCのJ加盟は難しい 鈴木チェアマンが見解

松山といえば道後温泉。惜しみなく掛け流される湯量豊富な熱い湯に圧倒されたことを思い出します。

湯巡りで高知県側から深い山を抜けると、いきなり都会に来たような感覚。ところが、都市部は意外にもこじんまりとしていて、松山城や坊ちゃん電車など風情の残る町並みがとても印象的でした。


1度しか行ったことがない松山なので、もちろん愛媛FCの実態についてはよく知りません。それでもまあ、今回の発言の趣旨は理解できないことはないのかなという感じです。

ただ、今のJ2の体制であれば、経営に直結する試合数の問題は、リーグ戦開始時から想定できたことで、来シーズン以降も起こりうる問題です。1年間、どういう検討がされて、どう解決しようとしてきたのだろう。その辺りの説明や経緯を知りたいと思うのです。

全国には、何年もかけて夢を追い続けているクラブが数多くあります。欧州でもすべてのクラブが、最初からすべての条件を兼ね備えていたわけでもなく、リーグの発展とともに成長してきたのです。

始まって10年そこそこの歴史しかないJリーグ、ステータスという言葉に違和感を覚えてしまいます。


去年はユース組織のしっかりしていないクラブを無理して昇格させました。そして昇格した途端に降格のない護送船団のぬるま湯では、既昇格組の既得権益化は否定できず、後に続くクラブは遅れるばかりで、Jを目指すクラブの士気にも影響を与えかねません。

これからは地方のクラブがJを目指す時代です。サポーターやスポンサーとなる地元企業、協力が不可欠な自治体の規模や体力が、都市部に比べて見劣りするのは仕方のないことでしょう。

そういう状況下で、いかにJリーグを発展させていくか。今のトップに求められている重要な任務の一つだと思います。そろそろ将来のビジョンを示す必要があるのでは・・・?

夢は大きく育てて欲しいと思います。

(´-`).。oO(お荷物チームはないだろ...)