りばぽ 1−1 アーセナル

例の謝罪会見を見た。遅刻、そしてTPOをわきまえない言葉使い。肝心のことは言葉を濁すのにお涙頂戴発言は饒舌。人命を脅かす競技で、選手生命さえ奪う可能性のある反則だったのに。それとマスゴミマッチポンプ。根本的に勘違いしているのは、感動はマスコミが創り出すものじゃなくて、現場で自然に生まれものだということ。だからおいらは海外サッカーに限らず、アジアカップやACLも外国の実況・解説を聞いている。もう電波も外国資本を解禁しろ!なんてありえない無茶を言ってみたくなる(笑)


それで試合は、開始早々にジェラードのゴールで先制するという望外のスタート。でもこのゴールを機にりばぽのリアクション志向に大きく軸足を移したように感じた。ある意味ラファのフットボールが一番生きる展開になったのに、ガナーズの圧力は明らかにりばぽの守備を凌駕していた。アーセナルがボールを支配し始めると、スピーディで美しい展開でりばぽ守備陣を混乱に陥れる。りばぽもこの試合から復帰したアロンソを起点に対抗するが、攻撃の迫力、決定機の質ともガナーズが上回っていた。終わってみればどちらがホームなのかわからない内容でドロー。個人的にはまたまた不満の残るゲームになってしまった。


FWはトーレス、カイト、ヴォロニンが先発。ホームらしく攻撃的にいくという意思表示だったのかもしれないが、彼らはコンスタントに1人でゴールを決めてくれるFWかというとそうではない。組織としてどう攻撃し、決定機の質を高め、回数を増やしていくかが問わるはずなのに、年々クオリティが低下しているように感じる。とくにカイトとヴォロニンなんかはリスクヘッジを重視するスタイルの犠牲になっている面があるし、この試合でも先制後のプレスの面で効果的だった。決して悪い選手だとは思わないし、起用の意図も推測できるが、チーム戦術との相性や組み合わせての面でまだまだ試行錯誤が続きそうな悪寒…。


一方のガナーズ。好みもあるが、本当に楽しいサッカーだったと思う。恐ろしく攻守の切り替えの早いゲームだったが、現代サッカーに必須の要素であるスピードとハイテンポなゲームにおける確かなテクニックがとくに素晴らしかった。


(´-`).。oO(ほんと負けなくてよかった...また怪我か...無敗だけど6位転落...)