北朝鮮戦 2−1

展開の綾に左右された試合だったと思う。早い時間帯に得点が入ってしまった試合にありがちな流れになってしまい、選手や監督の意図や意思とは関係なく日本は受けに入ってしまった。

とくに気になった点は、FWからDFまでの間隔が伸びすぎて、中盤がルーズになっていたこと。あれほどたやすく楔を入れられ前を向かれては、サイドで主導権は握れない。当然のようにルーズボールを拾われるわ、走り負けるわ・・・。

それでも日本も散発的にシュートまで行く。だけど押し込まれたラインでは攻撃に厚みが出ず膠着状態が続く。なんかやばいなという雰囲気が漂ったまま前半が終わってしまった。

後半は開始早々から双方がアグレッシブになり試合が動き始める。日本も勝負を決めるべく2点目を狙いにいく。双方に決定機が訪れたが、後半16分に得点したのは北朝鮮

この失点はほんとにひどい点の取られ方だった。中盤からいいようにパスを回されほぼノーチェック。前半から流れが悪かったので心配していたけれど・・・。

30分を残して同点になったことで、試合が大きく動くことになった。追いつかれた日本と追いついた北朝鮮

アウェーで追いついたことで、今度は北朝鮮に変化が。中盤のプレッシャーが徐々にゆるくなり、攻撃はカウンター中心になる。

日本は前がかりとというか、自然に押し上げができるようになる。タイミングのいい高原、中村の投入で攻撃に厚みが出て攻勢に。左右から鋭いセンタリングが連続して入るようになり、ようやく得点の匂いが漂い始めた。

この辺りのギアチェンジというか日本の必死さは、さすがWC予選。ロスタイムになってしまったけど、取るべくして取った決勝点だった。ただ追いつかれた時間帯がもう少し後だったら、この試合どうなっていたことか。

さて次はアウェーのイラン戦。田中、サントスが累積警告なので、加地Ver.2005は次が正念場だ(笑)(´-`).。oO(ビデオ壊れたし今晩のBS最後まで見れないだろうなぁ...)

蛇足ですが、、、いつも思うことだけどレフリーを欧州から呼べないのかなぁ(欧州もごたごたしてるか)。ファールの基準は変わるし、イエローも枚数を調整したとしか思えない不可解さ。中東と隣国の政治力が強いと言われるAFCの影響まで疑ってしまいます。

あとこれで暫くは政治的意図が見え隠れするサッカー報道から解放されそうです。過剰にスポーツに政治色を持ち込んで煽るのは、なんだか気味悪かったです。

#他の試合結果
バーレーン 0−0 イラン
韓国    2−0 クウェート
ウズベキスタン 1−1 サウジアラビア
マケドニア 0−0 アンドラ
アルバニア 0−2 ウクライナ
ギリシャ  2−1 デンマーク(ぎゃぁあぁっ!)
スペイン  5−0 サンマリノ

#視聴率
視聴率は47.2%(BS除き)
予選ではドーハの悲劇(48.1)、ジョホールバルの歓喜(47.9)に次ぐ高視聴率でした