バーレーン vs イラン 0−0

BSのバーレン vs イラン戦を見た。ビデオがぶっ壊れているので、最後の方はFootball CXと掛け持ちだったけど。

ともにクロアチア人監督が率いる両チームの戦い、なかなか見ごたえがあった。普段から2つのチームを見ているわけでもないので、見たままの印象を書いてみる。

フォーメーションは、イランが4−2−3−1。ダエイの1トップを軸にカリミ、マハダビキアらのタレントが脇を固める。状況に応じて4−4−1−1や3トップに変化するこのシステム、とくに3バックに対してサイドで優位に立てると言われる。

一方のバーレーンは4−4−2のボックス。イランのフォーメーションに合わせ3バックを嫌ったのか、今後もこのシステムを採用するのかは分からないが、アジアカップ時のやや変形の3−5−2から変わっていた。

内容は序盤から激しい中盤の主導権争い。両チームとも一杯にDFラインを上げているので中盤のスペースがなく、激しい局地戦が次から次へと勃発する。

とくにバーレーンはサイドに思い切って人数をかけ、パスコースを限定してしまう。あっという間にボールに2−3人の選手が寄せてしまいスペースを与えない。急造のフォーメーションかもしれないが、かなり守備面で意思統一がなされているように思えた。

イランはなんとか局面を打開しようとするが、すぐにテクニックで打開するしかない状況に追い込まれる。かなりのテクニシャン揃いであるイラン人プレーヤーの突破を簡単に許さないばかりか(グランドがぼこぼこしていたのもイランにとってマイナスだったと思う)、バーレーンの高い位置でボールを奪って手数少なくゴール前に殺到する意図が目だった。

そしてバーレーンはとにかく早い。早いがゆえにとくに攻撃面で確実性に劣る部分があり、また時間の経過とともに中盤がルーズになっていくが、チームがまとまり始めると日本にとってかなりの脅威になることは間違いないと感じた。

アウェーであってもイランが優位だろうという先入観があったので、バーレーンのいいところばかり目についた内容になってしまったが、さすがに名監督を多く輩出するといわれる旧ユーゴの監督同士の戦いであったと思う。

(´-`).。oO(わがジーコ監督はどういう対策を練るのかなぁ...)