インテルの処分に思うこと

インテルへの処分が発表された(UEFA.com)

イングランドは85年のヘイゼルの悲劇により欧州フットボール界から締め出された。にもかかわらず、89年のヒルズボロの悲劇を起こしてしまう。共にリバプールが関与したものだ(16年経った今でも、昨日までは公式サイトのトップページに死者の名前を記して冥福を祈っていました)。

以来、チケットは会員制販売になったり、スタジアムからは立見席が消え、セキュリティルームと監視カメラが導入された。入場もゲート制限を行って安全を確保している。今でこそ女性や子供、老人の姿がスタジアムに見られるが、そういう姿が戻ってくるまでに長い年月を要してしまった。もちろんその間、イングランドは低迷を続けた。

イタリアに限らずドイツでもスタジアム内の安全性が問題になっているし、中国で開催されたアジアカップ北朝鮮でのイラン戦ではコイン、ペットボトル、石が飛んできたという(南米ではさらに小便入りの瓶が飛んでくるとか)。それぞれに異なった背景はあるが、死傷者が出たかどうかの問題ではない。普通にフットボールを楽しめる環境が大切なのだ。

幸い日本のスタジアムは、多くの人がフットボールを楽しめる環境にある。至極あたりまえの状況だけど、この世界に誇れる点を守り続けて欲しいと願う。

(´-`).。oO(リバポ引分けじゃだめなんだよ...)

#おまけ
デコ負けるなよ(livedoorスポーツ)