ミス

掲示板とかを見ていると、よく個人のミスを責めるレスを見る。プロだからミスしたら責められるのは仕方ないんだけど、得点に絡むミスが過剰に責められている。勝敗に直接結びつくから当然といえば当然なんだけど、少し違和感を感じるほど度が過ぎものもある。

実際にはゲーム中の選手なんてミスだらけ。トラップが大きくてもミス、ゴール前でマークが体半分もずれればミス、中盤でポジションニングが1mずれてパスを通されたってミス、DFが繋げるボールをクリアしたってミス、コーチングの声を出さなくてもミス、パスのスピードやコースが拙くてプレスを受ける状況を作ってしまうのもミス、逆にプレスが巧くかかりそうな状況でつまらないファールをするのもミス・・・

ミスの種類を挙げていけば切りがない。とくにフットボールは各瞬間の局面が刻々と変わっていくので、はっきり目に見えないミスが多い。それでも試合が終わると選手は各場面見直し、チーム内で修正を図る。フットボールは少ない得点を争う競技なので、少しくらいミスしたり、サボっても致命傷(得点)に至ることは少ない。でも1つでもほころび始めると全体のバランスが崩れ始めじわじわと効いてくるからだ。例えばフリーボールやクリアボールがどちらかのチームに偏り始めたり、プレーする地域が徐々に自陣に近くなってきたり。

フットボールは11人の総力戦なので、選手個人の評価は、最低限そのチームの戦術やゲームプランを理解し、全体の流れを把握していないと難しいことだと思う。先に挙げた例もその局面ではミスでなかったりすることがあるから。そのあたりのスタンスがはっきりしている人の話は面白いし、見方が異なっていても参考になることは多い。

優秀な選手の資質の一つとして、その瞬間のベストのプレーをより多く選択できることが挙げられる。決して批判をするなということではなくて(このブログでもオブラートに包んでますが批判めいたことを書いてます)、そういう見方をすると楽しくなるのではと思うわけです。自分の反省も込めて・・・。

#おまけ
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