チェルシー 0−0 リバプール

昨日は花粉症の薬とアルコールを注入したらあっという間に眠りに落ちた。でも2時半頃に車の警報装置に起こされてしまう。電池切れを確認しほっとしながらトイレに行くと、もうリバポが気になって眠れない。

ユルネバ聞きながらブログを見て回わっていたら、リバポを応援している人が多い!そうした応援がリバポの力になるようにと願いながら試合は始まった。


UEFA.comのphotoページへジャンプします昨シーズンのCL監督とUEFAカップ監督のともに満足するこの結果だけど、およそプレミア同士の対戦とは思えない渋い内容だった(多分にピッチの影響があったのだと思う)。

テンポはあるんだけど、もっと展開が大きくよりスピーディなのがプレミア。一言で言ってしまえば、相手を良さをつぶし合ったゲームだと感じた。手の内を知り尽くした者同士が大事な試合を戦うとこうなるという見本だったかも。

だからといって、決してつまらない試合ではなかった。両チームの意図は伝わってきたので戦術的な駆け引きは楽しかったし、GKのファインセーブ、高速サイドチェンジ、流動的なポジションチェンジと、ゴールレスだったけど十分に堪能できたゲームだった。

BBCの記事(下から4つめ)を読むと、モウリーニョは『アウェーゴールを許さないことをまず目標にした』という。確かにその通りのゲーム運びだったし、象徴的だったのは立ち上がり。リバプール以上にホームのチェルシーが慎重に思えたのは自分だけではないはず。

UEFA.comの試合レポのページへジャンプしますそれがチェルシーといってしまえばそうなのだろうけど、お得意の美しく切れ味鋭いカウンターもリバプールがスペースを消しているから効果を発揮しない。ランパードが攻め上がる回数も少なかった。

中盤を支配できないからか、時間の経過とともにロングボールが増えていく。それでも前線の2人には危険な香りが漂うのがチェルシーの強さなのだけど、ホームで今シーズンは格下ともいえるリバポ相手にもやっぱりそうくるか?

一方のリバポは、アウェーなので予想通り守備的にゲームに入る。絶えずカウンターの狙いを相手に意識させながら反撃の機をうかがい、立ち上がりと終了間際には、リバポらしく、ジェラード、アロンソを中心にフィールドを大きく使うリバポの意図が発揮され流れをつかんでいた。

BBS Photo Gallariesへジャンプしますこの試合ではらしくないミスが目立った二人だけど、攻撃に人数をかけていなかったし、チェルシーもうまく抑えていた。

全体としては、ラファがいう通りに(BBC記事の上から4つめ)『リバポがゲームをコントロールしていた』ように感じる。J・コールには少々手を焼いたけどロッベンには仕事をさせなかったし、ドログバの高さもほぽ完璧に抑えていた。

しかし結果は0−0でアウェーゴールを奪えず、チェルシーにとっても悪くない結果。加えてアロンソがサスペンション。ダフまで復帰の噂がある。

リバポの逆境はどこまでも続くけど、次は This is Anfield!きっと素晴らしいゲームを見せてくれるに違いないのだ。


ところで、ACミラン vs PSVはラスト30分だけ見た。ミランがリードしていたからかもしれないけれど、PSVなかなか好印象。とくにヘッセンリンクが効いていたように思う。シュートを数多く打ってるんだけど最後の一工夫が、もったいない・・・。なんだかんだいって確実にミランが勝ちきったという印象だった。