1位通過(日本2−1イラン)

確かに勝利し1位通過したのだけど、これでWCで勝てるかというと物足りない。まあジーコが足りないものは分かっているようなことを言っていたので・・・。

イランがDFラインを上げて来ていた割にはプレスが緩く、後方のスペースを狙った大黒、玉田の飛び出しが生きる展開。ボールを早く離そうと意識も高く、前半はいい出来だったと思う。

ゴールは加地さん(笑)いつもの日本はあそこにフォローがなくてイライラしていたのだけど、今日は前から前からプレッシャーをかけた流れの中できっちり詰めていた。

ただ個人の能力というか強さという面では、やっぱりイランの方が上かな。とくに守備では、高さへの対応という面で不安をのぞかせた。セットプレーでシュートまで持ち込まれるシーンが幾度か。

後半は守りの意識が生まれたのか、暑さに疲れてしまったのか、イランの連携がさほど組織的だとは思わないのにいつの間にか押し込まれる。おそらくは、不本意ながらカウンター中心にさせられてしまったのだろう。

勝負のことを考えれば、早めの選手交代があってもよいのにとじれったい。ようやくワンチャンスを生かした形でCKから大黒がゴール!

と思ったのもつかの間、ダエイポストプレーからPK。36才でさすがに全盛時の動きとはお世辞にもいえないが、ポストプレーの質の高さはさすがだった!

ようやく今野、阿部を投入し、なんとか逃げ切ったという印象のゲームかな。

このゲーム、自分の中では、ドイツで勝利し、前回以上の成績を収めるための準備と位置づけていた。

前半は見所の多いゲームだった。人もボールもよく動いて中盤を制圧、惜しいシーンを演出した。もう1点は取っておいて欲しい気はしたけれど。

でも後半ははっきりいって微妙。ゲームを支配されながらも勝ちきったことを評価すべきなのか、それともあのぐだぐだ感を責めるべきなのか。

ちょっと足が止まるのが早すぎる気がするんだよな・・・。まあ3−5−2であれだけ広い地域を万遍なくカバーしようとしたら仕方ないのかも。

攻守両面で最終ラインと中盤の連携はさほど悪くないのだけど、あれだけラインが間延びしてしまっては、ボールは奪えないし、押し上げが効かないから、攻撃もへったくれもないような。

ほんとにこの戦い方で大丈夫なんだろうか...。