もうりばぽ・・・

負けるときはこんなものだ。立ち上がりからゲームを支配しているのに再三の決定機を外し続けて、カウンター1発で流れが悪くなっていく。後半になると焦りからかリズムを失ってしまい、まるで形にならない。あの攻撃の単調さで決定力に難があるFWでは、ゴールの予感さえ消え去ってしまった。


敗因をFWの決定力不足に求めることは簡単だが、適正がないポジションで選手が使われている現状では、今日の結果もやむを得ないのだろう。リーセ、モモ、ゼンデン、そしてなんといってもヒーピアと怪我人が相次いだこともあるが、やはりシーズン前から言われていたサイドとCBの問題が改めて浮き彫りになってしまったように思う。


そして1stレグの消極的過ぎる姿勢、このゲームで先制されても60分過ぎまで動かなかったラファの采配には、大いに疑問を感じてしまう。FWにこれといって切り札的な存在感のある選手はいないし、中盤以降の構成に変化をつけようにも徹底的に守りに入ったベンフィカ相手では採用できる策が限られていたこともあるが・・・。


といってもラファがいい仕事をしていることは評価したい。大先生時代の悪夢を振り払い、大陸的なスタイルへモデル・チェンジしたことで強くはなっている。ただ今シーズンはピークが前半に来てすでに下降線を描く時期に入っており、そうなると簡単に負けてしまう。まだまだ本物の強さではないということだろう。


前にも書き残したけれど、今年のりばぽが面白いフットボールをしているかというとそうでもない。まだリーグ戦とFAカップが残っているが、今日の敗戦で自分自身のモチベーションがかなり下がってしまった。敗戦濃厚になっても"You'll never walk alone"を歌い選手たちを鼓舞し続けたKOPに淡い期待をしつつ(他力本願だなぁw)、残りのシーズンを過ごてしまいそうだ・・・。


リバプール0−2ベンフィカ
チャンピオンズ・リーグ、ファースト・ノックアウトランド2ndレグ@Anfield
BBCマッチレポート