J雑感
Jリーグが開幕して約1ヶ月、第1印象はとにかくゴールが増えたこと。
7節63試合で203ゴール、1試合あたり3.2ゴール(小数点第2位を四捨五入)が生まれている。自分的には2−1というスコアが好きだけど、これはいくらなんでも入り過ぎかなと去年の数字と比べてみたら、1試合あたり0.4ゴール近く増えている。これがどれだけ大きい値かと思って他国のリーグを調べてみた。
リーグ | ゴール数 | |
プレミア | 2.6 | |
リーガ | 2.5 | |
セリエA | 2.6 | |
ブンデス | 2.7 | |
リーグアン | 2.0 | |
エールディビジ | 2.6 | |
日本 | 3.2 |
Jは外国人FWと日本人DFの力関係からゴール数が多いと揶揄する声も聞くが、一部の爆発的な攻撃力を持つチームだけでこの数値を説明できるものではないと思う。今シーズンから4バックを採用するチームが増えたことによる過渡期の混乱であれば、いずれ落ち着いてくるのかな・・・。どこかで去年のG大阪や千葉の攻撃的な姿勢が影響を与えたという文章を見たけれど、もしその通りであれば嬉しいなと。
他国の数字を拾うために"The FA"のサイトを見ていたら、ファールや警告、退場に関する"Discipline(規律)"という項目があったので日本と比較してみた。(ちなみに警告を1点、退場を3点として数値化して順位をつけている)。
Jリーグ2006 | Jリーグ2005 | 05/06プレミア | |
ファール | 36.5 | 38.4 | 26.0 |
警告 | 3.48 | 3.82 | 2.73 |
退場 | 0.14 | 0.21 | 0.15 |
規律点 | 3.90 | 4.45 | 3.18 |
Jでは今年からなるべくゲームを流すということだったけれど、実際には1試合あたり2つ程度しかファールは減少していないし、プレミアの約1.4倍の笛が吹かれている。世界で最も笛を吹かないと評判のプレミアと比べること自体が無茶なことかもしれないが、とくにフリーボールの競り合いなどを見ていると日本のレフェリーが流しているとは感じられない。
ファールを厳しくとればあたりが弱くなり、テクニックに秀でた選手は楽になるだろう。でも強豪国の激しいプレスやフィジカルに苦労する日本を見ていると、今の状況がよいのかとも感じてしまう。選手の方に問題があることも理解できるが、笛の数だけゲームの流れが中断されていることも残念だし(日本はボール・アウトの回数も多いような)。
(´-`).。oO(毎年ファールの少ないG大阪、千葉、清水はいいな...)