なぜかフクアリ

最初は甲府の小瀬に温泉巡りを兼ねた計画を立てていた。でもオシムたんの動員を気にかけたコメントが公式のオシム語録に出ていたので急遽変更。面白いサッカーなのに観客数が伸び悩む千葉。オシムたんファンとしては行くしかないと思い、フクアリまでドライブ〜。


変更した理由は他にもあって、それはスタジアム・グルメでちょっと有名なフクアリにも屋台が出始めたこと。もちろん楽しいサッカーを期待して足を運ぶのだけど、自分の中では「食」が結構大きなウェイトを占めているのかもしれない(笑)。


大きな広場には6−7軒?のテントが張られていて、開場前には短いながらも行列もできていた(写真は入場後にスタジアムから撮影)。屋台の存在が広く知られれば、いつか鹿島のようなお祭りの雰囲気が出てくるようになるかな。


早速ネット上で噂になっていたソーセージ盛(400円)とJボール(玉こんにゃく、200円)を食べてみる。ボリュームも味もスタ・グルとしてはかなりレベルが高い?この2品はスタジアム内では食べれないようで、ちょっとお勧めかも。あと屋台じゃないけど、Half Time のカツサンド(600円)も美味しかった。アルバイト?のおんにゃのこもかわいかったし(*´Д`)


さて千葉は「走るサッカー」と評される。ちょっと概念的、というより部活の根性論になってしまうがw、「走る」ということは攻撃でも守備でも相手より有利な体勢で仕掛けるために、1秒でも早く、1mでも近く最適なポジションを占めること。


そのためには次に起こることを予測したり、次のプレーをイメージしておくことが必要で、それはよくサッカーセンスという言葉で表現される。オシムたんは「走る(本当は「賢く走る」と言っている)」という簡単な言葉を使っているけれど、「走る」ことは当たり前のことで、もはやそれは現代サッカーでは必須の個人の技術や戦術眼の範疇に属するものだと思っている。


日本代表にも同じことが言えると思うけれど、たとえ相手を凌駕してしまうほどの技術レベルでなくても、たとえ体が少しくらい小さくても、千葉のように「走る技術」の高い選手(=チームのために戦える選手)が多いチームは簡単には負けないし、なにより魅力ある組織的なサッカーが期待できる。


1人、2人の選手のスーパーなプレーでゴールが決まるのもサッカーの醍醐味の一つであることは否定しない。それもサッカーの楽しみ方の一つでマスコミはそういう編集をすることが多いけれど、サッカーは90分間のスポーツなのだから、千葉のようなコレクティブなプレーをスタジアムで観戦するのも楽しいと思うんだけどな・・・。

オシム語録と「オシムの言葉」から少しだけ。

近代サッカーにおいて走らない選手、足の遅い選手は、年齢に限らず、もはや使えない。
オシムは選手が勝手にプレーを見切ることを嫌った。紅白戦の中で見事なパスを通した選手がいた。と、突然ゲームを止めた。
パスを出した選手が、そこで満足して歩いたことを指弾したのだ。
「出してから、さらにお前がこちらに流れれば相手ディフェンスが、釣られて出てくるだろう。そうすれば味方がもっと自由に動けるスペースができる。なのになぜ走らない!」


試合は、ストヤノフの欠場が響いた印象。バックラインからの構成力が半減し、ゲームのテンポがどうしても落ち着いてしまうから、フリーランがいつもほど効果的ではなかった。磐田は守りやすかったかなと。


(´-`).。oO(サッカー専用スタジアムじゃないと満足できないかも...)