WC4日目

○日本 1−3 オーストラリア


これがジーコの目指してたフットボールでないことは分かる。しかし内容が悪すぎて、とても納得のできる敗戦ではない。


約半数の選手がプレミアでプレーするオーストラリアは、懸念していた通り日本のストロングポイントであるパス回しをフィジカルとマンマークで寸断してきた。攻撃はロングボールとポストプレーが中心で単調だったが、ロングボール一本で日本の最終ラインをエリア付近に釘付けにし、楽にボールを回す。おそらくホットゾーンも日本陣内にかなり入った地点になっているはず。


試合は日本が先制点をあげたことで、ますますこの傾向が強まることになった。カウンター狙いと言えば聞こえはよい。しかしその実態は戦術的に洗練された逆襲ではなく、90分を通してゲームを支配されていた。このゲームを見た世界の多くの人は、勇敢に攻撃するオーストラリアと、幸運なゴールをエリアにへばりついて守るだけの日本とみたことだろう。


ラッキーなゴールだけで勝てるほど世界は甘くない。そしてサッカーは、分かりやすい弱点があれば、そこから水がこぼれていくものだと思う。


アメリカ 0−3 チェコ


高レベルの組織戦術を展開する両チームの対戦で、注目していた。でも昨晩は、日本戦後にすぐ寝て、イタリア−ガーナを見る予定だった。敗戦の悔しさで睡眠に落ちることができずにいたら、見ごたえのある攻防にどっぷり入り込んでしまい、ずるずると3時まで起きていることに。ちょうどよい現実逃避ができたのは、運がよかったのかもw


チェコのパス回しは早く、しっかりとした意図があるから美しい。パス&ゴー、トライアングルなど、あたりまえの基本が徹底されている。個々の選手はプレッシャーに強く、名前の通った選手もしっかりと守備をしている。さすがブリュックナーのチームで、日本が理想とするチームの一つだと思う。1stラウンド最終戦、イタリアとブラジルを回避するための真剣勝負になれば楽しめそうだ。
96ユーロでネドベドポボルスキーを発見して、チョコを意識し始めた。かれこれ10年だから平均年齢も高くなるはずで、コレルも怪我をしてしまった。なんとか最後までこのフットボールを貫いて欲しい…。


得点差こそ開いたが、アメリカからも強さの一端を感じることができた。さすがに欧州でプレーする選手が多く、基本的な技術は高い。連動性などチーム戦術に見るべき点も多く、なかなかの好ゲームだったと思う。今日は相手が悪かったとしか思えない。残りの2試合、骨のある相手が続くが楽しみ。


試合開始がわずか3時間違うだけで、こうも運動量が変わるものだろうか?


○イタリア 2−0 ガーナ


もちろん寝てしまった(´・ω・`)