WC20日目

日本のサッカーによい影響を与えてくれるオシムたん。今後の方法が千葉なのか代表なのか本意はわからないが、とにかく代表問題の視点そのものがねじれている気がする。
言葉をとても大切にするオシムたんとは対照的にマスコミのそれは軽く、事の発端も川淵の不用意に?発した言葉。リスペクトの念が感じられない ヽ(`Д´)ノ


○ドイツ 1−1(4−2PK)アルゼンチン


面白いゲームだったけれど、つまらない部分も…。それは試合が止まりすぎたことで、120分戦ってプレー時間は65分間、90分換算すると49分と50分を切ってしまった。とくにアルゼンチンがリードし、守りに入ってからはファールが多くなり、ゲームがスムースに流れなくなってしまう。Jリーグ90WC決勝のようなぐだぐだで、お世辞にも美しいと言い難いこのゲームの価値を下げてしまったと思う。


この大会のドイツは常に開始直後から強烈なプレスをかけてペースを握ることが多かったが、このゲームではそうはならなかった。アルゼンチンのプレスとFWのスピードを生かした攻撃に手を焼いているうちにDFラインが下がってしまう。しかしドイツはあらかじめこうなることを想定していたのかまったく慌てることなく、バラックをセンターの位置に下げ、両サイドの攻め上がりを抑えながらリスクを最小限に抑えていた。


前半はアルゼンチンに圧倒的にボールを支配されたが、決定機らしいものはそのバラックが攻めあがった際のヘディングシュートのみ。決勝Tになるとどうしてもこういう展開になってしまうなと見ていたら、後半早々リスタートからアジャラのゴールでアルゼンチンが先制し、ようやくゲームが動き始める。ドイツが攻勢に出るのは当然だが、アルゼンチンが引いてしまったのでより前への圧力がかかるようになり、これまでの試合で攻勢に出たときのように敵陣からボールを追い掛け回し早い攻めを狙う。


アルゼンチンはリケルメを下げてカンビアッソを投入するが、さらにドイツの攻撃圧力が強くなる。対してドイツは、左サイドに攻撃が偏重しているとみれば、すかさず右サイドにオドンコルを投入し、攻撃のバランスをとる。それでも献身的に走り回るアルゼンチンの守備が上回っているなとみていたら、ドイツらしくないエリア内での意表をつくボロウスキのフリックオンからクローゼがゴール。この時点でPK戦が頭を過ぎったら、その通りになってしまったや(笑)


アルゼンチン的には理想的な展開だった。立ち上がりからゆったりしたテンポのゲームに持ち込んでテクニックでボールを支配、先制後もアウェーのハンディを感じさせない試合巧者ぶりを発揮して逃げ切るかと思えた。誤算は、GKの負傷で攻撃的な選手交代のカードが切れなかったことだろう。それでも延長で攻勢に出てドイツゴールを脅かす底力は見事だった。


リケルメをチームの中心に据え、周囲の選手が彼のために走り回るスタイルと組織的な守備は高いレベルで機能していた。日本も中村を使うならこういうチームを作らなければ...。このゲームでは守備を固めながら守りきれなかった代償は大きなものになってしまったが、120分を通してのパフォーマンスではドイツを上回っていたと感じた。本当に惜しいチームが消えてしまった。


○イタリア 3−0 ウクライナ


イタリアの先制ゴールさえ見ることなく爆睡..._| ̄|○
なんか予想通りで、すぐにビデオ見る気がしないや (´・ω・`)