WC21日目

現地紙に掲載されたオシムたんのインタビュー。同じマスコミでも日本よりは信用できそうな内容だ。早くオシムたんの肉声で説明して欲しい…。
クロアチア紙とボスニア紙のオシム・インタビュー(クロアチア・サッカーニュース)


イングランド0−0(1−3PK)ポルトガル


もう期待してはいなかったけれど、イングランドは最後まで大会前のフォームに戻ることはなかった。でもこの国の応援スタイルと、どんな状況でもプレーし続けるスピリットが好きだから、嫌いになれないんだよな(笑)


ポルトガルは攻撃の中心選手を欠いていたが、イングランドのゴールをこじ開けられなかった。仕上げの部分は個人の能力に頼る面が大きくなるが、連動性の面でいささかぎこちない。守備バランスに優れたしたたかなチームだけど、攻撃面の意識はお国柄で簡単に変わらないのだろう。


ジェラードはランパードとのバランスを考えすぎて、らしさを発揮できないWCになってしまったなぁ。二人とも攻守にバランスのよい選手なのに、いざチームで一緒にプレーするとタイプが似ているためか機能しない。個人的には役割が逆だと思うけど、まあフットボールってそんなものなんだろう。ジェラードにPKは・・・(ぼそぼそ)


クラウチが戦術的に機能してたや。あれなら最初からルーニーとの2トップで勝負してよかった気がする。ルーニーの1トップは、フォローが少なすぎて辛かった。


カラガー…_| ̄|○


England 0-0 Portugal(BBC)
So harsh on Wayne in a bad World Cup for front men(Guardian)
Rooney's lonely crusade ends in ruinous defeat(Guardian)
Fifa investigates Rooney red card(BBC)
EXCLUSIVE: I'LL GET CON RON EXCLUSIVE DREAM IN ROOINS: WAYNE'S FURY GERMANY 2006 Raging Rooney's threat to his Man United team-mate(SundayMirror)


(´-`).。oO(フォーラムが荒れている...)


○ブラジル0−1フランス


フランスの完勝に近かった。攻撃のための守備の重要性を再認識し、個のタレントがチーム戦術の前に屈したと感じた。


走れない選手になったことを自覚したジダンは、この大会を最後に引退する。依然として攻撃では輝きを放つ選手ではあるが、フランスの守備に負担をかけていた面は否定できない。それだけが理由ではないが、ジダンらのベテランが復帰したにもかかわらず、フランスは90年代の輝きを取り戻せないでいた。


しかしここ2試合のパフォーマンスは、フランスがジダンのためのシステムをようやく消化し始め、リケルメを擁するアルゼンチンのように、ジダンを含めたチーム・バランスにたどり着きつつあることを示している。フランスのボール奪取からは意図が感じられ、攻撃への切り替えもスムースだった。


この日のブラジルは、前後半とも開始直後は攻撃的な姿勢をみせていた。ガーナ戦後にプレスから出た、ブラジルは魅力的でないとの批判がペレイラ監督と選手たちに何らかの影響を与えたのだろうか。


しかしブラジルはフランスの守備の前に自由を失い、ゲームを支配された。いくらロナウジーニョやカカ、ロナウドたちが特別な選手たちであっても、スペースを失った選手たちの攻撃は散発的で、単調に感じるほどだった。それでも十分に危険ではあったが、勝利に相応しいプレーをしてたのはフランス。史上最強の呼び声の高いカナリア軍団は美しく囀ることなく姿を消してしまった。