WC22日目

このクラウチに大笑いしてしまった。(trashhero.ch)


○ドイツ 0−2(延長0−2)イタリア


イタリア人には最高のゲームになったに違いない。お互いに堅い守備から少ないチャンスをものにしようとする白熱の展開。誰もがPK戦を覚悟した土壇場の2ゴールは、極上のイタリアワインで乾杯したくなるような、そして官能的なゴールだった。


イタリアにより勝利の可能性を感じていた。イタリアは常にコンパクトに保って、1枚多いMFの優位性を発揮していた。激しいプレスで中盤を支配すると、ショートカウンター気味に両サイドをえぐるしつような攻撃が効果的。バラックを低い位置に押し込めて、ドイツに分厚い攻撃を許さない。攻撃的とまでは言えないが、敵地ドルトムントでこのようなアグレッシブな戦い方を仕掛けたことには少々驚かされた。


ドイツは3月の親善試合で1−4の大敗を喫したことがトラウマになっていたのか、イタリアのサイドアタックを警戒しすぎていたようだ。SBが後方で守備的に備えることを優先していたのはゲームプラン通りだったと想像するが、攻撃手段が一つ消えた感じが否めなず、攻撃の形を作るのに一苦労していた。とはいえイタリアのペースが落ち始めるとドイツにも大きな決定機が幾度も訪れ、その質もイタリアを上回っていたように感じた。


若いドイツの組織力や戦術遂行力は見事だった。そして従来の堅実なイメージというよりは、情熱的という言葉が似合うチームだった。クリンスマンにはこのまま監督を続けて欲しいなと。


(´-`).。oO(ゴールの瞬間ローマが燃えていた...)