WC25日目

○イタリア 1−1(5−3PK)フランス


ついにビッグ・マッチとして語り継ぎたくなるようなゲームには出会えなかった。そして画期的な新戦術や大番狂わせもなければ、若いタレントの活躍という点でも、この大会のインパクトは弱かったかな。


世界の隅々まで戦術が行き届いたことでサッカーのレベルは上がり、タクティカルな面では面白いトーナメントだったかもしれない。しかし各国のスタイルはさらに同質化し、似たようなゲーム内容が多かったことが残念。


WCは巨大化しすぎたのかも。厳しい日程面からの制約と自らの商品価値を高めるために、リスクチャレンジのスピリットを失いつつあるようだ。優勝したイタリアも、大会前には攻撃的との声もあったが、リスタートをうまく絡めながら効率的に12ゴールを積み上げたという印象。


傑出したチームがなく、より現実的な戦い方をするチームが勝ち進むのが現代のWCでは楽しめない。次の日本の代表監督と目されている人は、まず間違いなく違うアプローチで勝利を追及する。その時にサッカー・ファン、日本の国民はなにを感じ、なにを考えるだろう…。


試合は、かなーり怪しいPKでフランスが先制し、白熱した展開が期待された。でも早い時間にイタリアがCKから追いつくと、両チームともリスクを最小限に抑えた攻撃でゴールの匂いが漂わない。より勝利に相応しいプレーをしていたのはフランスだと感じていたが、ジダンの退場がフランスの運命を変えてしまったのかもしれない。


Domenech defends disgraced Zidane(BBC)
Zidane was provoked - Gallasa (BBC)
確かにアルゼンチンのレフェリー(開幕戦やイングランドvsポルトガル戦などを担当)は前半から不安定だった。そしてなんらかの事情があることは容易に想像できる(マテだしw)。でもあの行為は正当化できないや。それでもMVPなのは・・・。


○おいらのMVPとか


MVP カンナバーロ、次点はヴィエラ
ベスト・マッチ 該当なし
ベスト・ゴール F・トーレス(vsウクライナ)、次点 ロドリゲス(vsメキシコ)
ベスト・ダイブ グロッソ(vsオーストラリア、これはESPNの選出)


ベスト11
GK:ブッフォン
DF:ラーム、テュラムカンナバーロザンブロッタ
MF:ピルロガットゥーゾヴィエリジダン
FW:クローゼ、クレスポ


(´-`).。oO(決勝だけゴール入るまでやれば...後半から某民放に変えた...)