クラブは誰のもの?

オシム呼んだ祖母井氏、仏2部GMに就任(日刊スポーツ)


犬サポさんたちのブログを読む限りは、祖母井さんの残留を望む声が多い一方で、社長(と次期監督候補)への拒否反応は少なくない。ニュースの信憑性はわからないが、もし本当であれば、少なくともサポーターの意思を反映していないことは間違いなさそうだ。


時々フクアリに足を運ぶ。アットホームな雰囲気をかもし出す最高クラスのスタジアムでは、J屈指の魅力的なサッカー・スタイルや祖母井さんが推進した東欧路線を支持し、誇りに感じるサポーターやサッカー好きのファンが声援を送っている。今は亡きジャンルカ富樫さんも、よくオシムたんのサッカーをスタンド観戦していたとか。


千葉はあまり裕福なクラブではないが、他のクラブに先駆けてジェフクラのような試みを始めた。こういう明確なビジョンを持ったクラブこそが成功し、欧州型の "club" らしい「クラブ」誕生のモデルケースになればと期待していただけに、中心的な役割を担ったプロフェッショナルなGMが流出するならば本当に残念なこと。サポからトップへ不満や批判の声があがるのも無理のないことだろう。


サポーターは、直接クラブの経営に関わることができない。だからこそ、フロントはサポの意思を尊重した意思決定を行うべきで、残念だけどオシムたんが代表監督に引き抜かれた時もサポーターは不在だった。運営形態は違うが、同じことがバルサに起こるだろうか。仮に起これば、会長以下のフロントは…。


サッカー界はまだまだ一昔前の企業スポーツから脱却できず、多くの日本企業同様に変われないようだ。


(´-`).。oO(冷蔵庫のスイカは誰が冷やすのだろう...古河らしいや...)