がんばれ!はくばくさん!

おいらが登録している「VFKMAILCLUB」から、下記のメールが送られてきた。あれっ?と思いヴァンフォーレ甲府サイトをのぞくと、トップページにも同じお知らせが出ていた。


サポーターの皆様へお願い


食品メーカー「はくばく」さんの製品の一部に微細な銅線が混入していた問題で、同社は全国に出荷済みの製品22万個の自主回収を始めました。
現状では被害もなく、同社の素早い対応で事態を乗り切られると思いますが、ヴァンフォーレ甲府の主要スポンサーの“ピンチ”に心を痛めております。
苦しい頃のチームを支えていただいた会社の苦況に今こそ恩返しをする時ではないかと考えます。
サポーターの皆様方の絶大なご協力をお願い申し上げます。


平成19年2月27日


(株)ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ
社長 海野一幸
ヴァンフォーレ後援会
会長 渡辺登


はくばくといえば、クラブの存続さえ危ぶまれた2001年に胸スポンサーとなり、甲府再建の原動力となった山梨の食品メーカー。甲府再建の映像や記事に触れるたび、幾度も ゜゜(´□`)゜゜。←こんな姿にさせられた。これまで麦茶しか買ったことなかったけれど、及ばずながら協力させていただきますよっと。
はくばくの社長さんのブログ
おすすめエントリは、ヴァンフォーレ・今期のスポンサー


甲府というクラブを信用し、その趣旨に賛同してこのエントリを書きましたが、私自身はくばくさんについて確かな情報を持っているわけではありません。もしこの駄文を読まれて協力しようとされる方がいらっしゃいましたらたいへん嬉しいことですが、その点ご了承ください。


ところで少し前、日本サッカー協会が大手広告代理店と07年度からの8年間で総額240億円の契約を更新したという記事を見かけた。キ○ンやA○dasも大型スポンサー契約を更新し、日○自動車が抜けたと思ったらト○タが後釜に納まる。
JFAのサイトのマネジメントデータによると、財政規模は年々増大し、2004年度には収入216億円、支出212億円の巨大な組織となっている。


一方のJリーグ。Jリーグ収支によると2006年度の予算は収入が117億円で、支出は118億円。2005年度(平成17年度)Jクラブ個別経営情報開示資料によると、J30クラブの営業収入合計は661億円(平均22億円)で、経常利益合計は8億円の赤字となっている。
Jリーグも金額だけ見れば、さほど小さなリーグではないのだろう。しかしサッカーの底辺がまだまだ小さい日本ではリーグが放映権の件で苦慮したり、多くのクラブは限られた資源の中でやりくりしているのが現状だ。


サッカー協会の財政規模が大きいことを一概に否定はしないし、肝心のキャッシュ・フローが分からないので、使い道の有効性については検証のしようもない。そしてお金はより利益を生む方に流れるもので、今後日本サッカー界のパイはどれほど拡大(縮小)するのかも分からない。
ただ、協会は日本サッカーの実力より遥かに早いテンポで体質を強化してきたが、もしかしたらJリーグや各クラブのパイを奪っていた面があるかもしれない(地域密着の理念やスポンサーの体質が異なることを考慮しても)。そろそろ少しお金の流れが変わらないかな・・・。