浦和 0−4 G大阪

朝からセルティックvsミランを見た。中村俊は英国内ではまずまずの評価で、イタリアでは相変わらずのようだ。でも走ろうという意欲がうかがえたし、少しずつプレースタイルが変化しているように感じた。もし10歳若ければ…なんてことを考えてしまう。


CLを優先したので、UEFAカップは1試合も見ていない。おいらが注目していたアヤックスステアウア・ブカレストが負けてしまった。ジーコフェネルバフチェもAZアルクマールアウェーゴール数で涙をのんだが、心配していたドイツ勢も含めて総じて順当な結果だったように思う。


ところで少し前のサッカー誌に(だったと記憶…)、千葉は日本のリヨンを目指せなんて記事があった。しかしそのたった1つの華々しい成功例の裏には、多くの失敗例が埋もれている。日本でもクラブ間格差が顕著になってきたが、いきなりリヨンというよりは、まずは3大クラブの圧力を受けながらも大健闘しているAZを目標にするべきじゃないのかなと。まあその3大クラブも欧州的なヒエラルキーの下では中堅クラスの悲愴を味わっているいるのだけど、日本には限定的な影響しか及ぼしていないのは幸いだ。
オランダのヒエラルキーを崩したAZ by 中田徹(スポナビ)


さて今や海外クラブと比べてもそこそこの財政規模になってきた浦和と、経済的には少し淋しいが実績的には十分ビッグクラブへの可能性を感じるG大阪のPSMは、内容も結果も去年とはまったく逆になってしまった。


去年のG大阪は4バックをテスト中で、まだ連携ができていなかったという印象。でも今年の浦和はそれ以前に動けておらず、G大阪のやりたい放題。フォーメーションは去年もよく使っていた3−6−1なのに、監督交代でディテールに変更があったのか、それともオーストリアでの大量失点で自信を失ったのか。自慢の守備が崩壊し、最後までG大阪の攻撃に対応できていなかった。


それと攻撃も平凡だった。相変わらず前からのプレッシングに脆いし、一昨年くらいまでの反発力も消えている。確かにワシントンの決定力は魅力なんだけど、去年からの傾向として後方からの押し上げが遅く、彼が抑えられた後の2次攻撃にスピード感がない。今日のメンバーだと阿部がそういったつなぎの部分をやるのが適当だと思ったが、もともとそういう面で特徴的な選手ではないし、ゾーンディフェンスに戸惑っていたのかポジショニングは終始後方。まあチーム全体としては選手の質的には上位なのでそう心配はしていないけれど、コンディショニングと連携面で大きな課題を感じた。


(´-`).。oO(武田はもっとJを見ないと...G大阪はいろんな選手が出てくるものだ...)