ミラン 2−1 りばぽ(CLファイナル)

06/07 CL Final


先制ゴールの重要性を奪われることをより恐れたのだろう、両チームとも序盤からリスクを抑えた攻撃。ある意味とてもファイナルらしいゲームだったかなと。


2年前のイスタンブールとは違い、先に流れに乗ったのはりばぽ。予想されていた4−4−1−1がまずまず機能、ジェラードの存在がピルロの負担になったのか、ミランの攻撃が冴えない。中盤のせめぎ合いから何度か決定機を迎えるが、りばぽも後方からのフォローが薄いこともあり、ミランのゴールをこじ開けるまでには至らない。
そうこうしているうちに試合巧者ミランを相手にして、最悪の時間帯にゴールを許す展開に。この時点で敗戦を覚悟したが、後半になると明らかにミランに流れが傾く。前半同様のシステムでスタートしていたりばぽは、変化を求めて59分にQL、78分にクラウチを投入。しかしインパクトを与えるまでには至らず、依然としてミランがゲームをコントロール。そして82分には、決定的な2点目を許してしまった。
りばぽも終了間際にカイトのゴールで追いすがるが、ミランイスタンブールの奇跡の再現を許すはずもなくタイムアップ。結果的には流れの来ている時間帯にゴールを奪えなかったことが悔やまれるというありがちな敗戦で、決定力の面でクオリティが問われることになってしまった。


戦前からレフェリーとの相性が話題になっていた。確かに少しナーバス過ぎて、プレミア基準とはかなり異なる。バルサ戦同様違和感はあったが、決して問題になるほどではなく、必要のないファールからリズムを失い、ゴールを許す羽目に。
それよりもモチベーションの差が、試合内容に現れていたように感じた。ミランもまた特別なパワーを持った伝統あるクラブで、りばぽ的には苦杯をなめ続けているマンUがよかったのかもしれないw それとあえていうならば、ボールの走らないピッチがりばぽらしさを消していたかも。


最後に、りばぽファンのこと。おそらく今回も多くの人たちが、経済的に無理をしてアテネに駆けつけたに違いない。ロイヤリティに溢れたサポーターが醸し出す雰囲気は最高で、とくに試合終了後に選手たちを鼓舞する姿は感動的だった。負けて聞くゆるねばも…。


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(´-`).。oO(ファウラーの夢かなわず...FOWLER: MY DREAM EXIT(Mirror)