入替戦とか

今年も入替戦は熱かった。とてつもなく熱かった。
立ち上がりから何度も広島が決定機をつかむがゴールが奪えない。後半に入って、前半は耐えに耐えた京都が昇格を決定づけようと前に出てくる。勝つしかない広島が押し返すが、時間は刻々とタイムアップへと進む。どちらに転んでもおかしくないゲームが終わった瞬間、今年もいいものを見たという充実感と虚脱感に見舞われた。
京都、おめでとう。今なお不遇なメディア環境にある関西出身者としては喜ばしい限り。来年はまた関東のJ1クラブが増えるが、関西で少しでもサッカーが注目されるよう頑張って欲しい。
一方の広島。厳しい財政状態ながら日本有数のユース組織を持つ、クラブらしいクラブがJ2に落ちたことは本当に残念。有力選手の移籍があるかもしれないが、反発力があるクラブだと思っている。早期の再昇格を期待!


それでリーグ戦がすべて終わったので、今年も順位予想の答え合わせw
今年は上の3つが抜けていて、真ん中で団子になった感じ。ただこの状態が来年も続くかというと、ACLや代表関係の影響でそうでもないような気がするんだよな。

  1. 鹿島:選手の質、層ともにまずまず揃っているので2番手グループに予想していたが、まさか優勝してしまうとは!今季の優勝は日本人中心で、若手も育っている。ACL対策でまた新外国人が来るだろうが、できる限りこの路線を追求していって欲しいなと。
  2. 浦和:何かと批判の多いオジェックだけど、当初はコンパクトかつプレッシング重視のサッカーを志向していたと思う。でも十分な連動性を発揮するには至らず断念。メンバー固定でチームを熟成するが、最後で息切れ。今年一杯くらいはもつと思ってたけどな。
  3. G大阪:超攻撃の実態は攻守のバランス重視型だった。守備の意識は高まったが、攻撃時のダイナミックさが後退。かえって不要な失点が増加する、脆さを感じた。サッカーセンスに長けたマグノの故障離脱も痛手で、おいらの優勝期待を大きく裏切ったてくれたw
  4. 清水:予想通りの上位争いで、安定期に入った印象。面白さはさほどでもないが、全体としてはバランスのとれたサッカーだと思う。でも今の形でさらに上を目指すのなら、選手層の底上げに最終ラインからのビルドアップ。それとやっぱりFWになるのかなと。
  5. 川崎:早々とACLのGL突破したが、ベスト8で惜しくもPK負け。やはりACLの負担があったようで、リーグ戦に集中できる来季は改めて期待。次々に人がオーバーラップしてくる縦に早いカウンターだけを切り出せば、オシムたんの千葉に通じる点あり。
  6. 新潟:意思統一されたしぶといサッカーで見事に目標の賞金圏内を達成。おいら的にはプチ・サプライズで、新加入の選手たちも適材適所で活躍していた。クラブとしてさらに成長できるかどうか、外国人が大幅に入れ替わりそうな来季は正念場になりそう。
  7. 横浜M:一時期日本人だけで一番いいサッカーをしていた。もともと戦力は揃っているのでこの順位も不思議ではないが、シーズンを通して外国人の稼働率が低かったにも関わらず賞金圏に滑り込んだことは立派。早野さんは、だじゃれだけの人ではなかったw
  8. 柏:今季最大の発見!というのは名門クラブに対して失礼すぎるかもw。堅守をベースに接戦をものにするたくましさで、目標の勝ち点45を早々とクリア。終盤に息切れしてしまったが、もう少し攻撃の選択肢が増えてこないと来季は苦しむかも…。
  9. 磐田:奇をてらってAグループに予想したが大失敗、てかクラブ史上最低順位。前監督は対戦相手によってフォーメーションやポジションを度々変更していたが、選手が消化不良を起こしていた印象が強い。若手が経験値を上げているが、清水のようにいくかな。
  10. 神戸:リーグで一番鋭いカウンターは見ごたえ十分。レンタル組を含めてうまく選手をやりくりし、柏とともにおいらの大きく予想を裏切ってくれた。ただリアクション系のチームにありがちなインテンショナルなファールが多く、反則数がリーグ最多なのは…。
  11. 名古屋:長短のパスを使い分けながら走りの量よりは質で勝負するスタイルにオランダっぽさを感じた。ヨンセンスピラールというセンターラインに負傷者が出ていなければ、もう少し上でもおかしくはなったと思う。監督としては未知数だけどピクシーwktk
  12. F東京:原さんらしく攻撃的なチームを目指していることは伺えた。ただ連動性よりは個人の打開力への依存度が高いチームで、攻守のバランスがちぐはぐになってしまった印象が強い。シーズン前に上位争いを予想するジャーナリストが多かったのは、なぜ?w
  13. 千葉:予想通り。大事に育てた部門を売却し、その資金で新展開を図るが失敗した中規模企業のようだ。チーム編成の段階から失敗していたと思うが、監督やGMの件といいトップが迷走中?サッカーのスタイルやクラブのカラーは一日にして成らずですよっと。
  14. 大分:AC中断前のサポによる居残り抗議とサポーターズカンファレンス開催。結果的にサポの意見を取り入れる形で補強に動いたことが残留につながったのかなと。中位に予想していたが、選手が揃ってからはまずまずのサッカーを取り戻していたと思う。
  15. 大宮:成績は芳しくなかったが、開幕時からコレクティブなサッカーを展開していた。とくに守備戦術の浸透度は高く、元々90分間を通してゲームプランを忠実に実行できていた。監督交代後は外国人起用も当たり、攻撃の意識を高めて残留争いを抜け出した。
  16. 広島:予想外の不振で降格。チームが全体的に激しさを失った印象で、昨年後半の勢いはどこへやら。とくに守備の淡白さだけはどうにも理解できないものがあった。各代表への選手供出や中2日の試合が一番多いチームで、遠征負担の影響も大きかった?
  17. 甲府:柱になるストライカー次第では、もう少し勝ち点を拾えるサッカーをしていた。あと…タックルには厳しいJの判定基準にも泣かされた印象。小ささが清々しいクラブで、こういうクラブがJ1にあってもよいのに・・・。大木さんの退任挨拶( ´Д⊂ヽ
  18. 横浜C:終わってみれば、浦和戦2試合しかインパクトがなかった。監督交代後の数試合、これでチームが変わるかもと期待した時期があったんだけどなぁ。それで来季は都並さん背水の陣w。でもJ2もチーム間の差が縮まってきてるから…。

(´-`).。oO(福岡に仙台、水戸ちゃんは大丈夫かな...千葉のブーイングすごかった...)