欧州CLのドロー決定

今は特定のチームに入れ込むこともなく、ただただ「いいサッカー」を見たいという気持ちがとても強い。

自分が好きなサッカーは、ボールと選手(とくにフリーの選手)が絶え間なく攻撃的に動くサッカーだ。ただ攻撃的なだけじゃまだ足りない。チームの戦術がひとつの意思にまとまってこそ、見ていて楽しい愉快な「いいサッカー」にまで昇華されるのだ。

クライフ時代のバルセロナは本当に楽しかった。各選手の流れるようなポジショニングと華麗なパスワーク、そして個人技でいくつもの決定機を作り出し、ゴールに結び付けていた。

攻撃的なサッカーを標榜するチームのうち一体いくつのチームが、「いいサッカー」と言えるだろう。R・マドリーがなかなか一つのチームにまとまり切れないのとは対照的に、今シーズンのバルセロナはかつての輝きを完全に取り戻している。

リバプールにも「いいサッカー」の臭いを感じ始めている。数多くのチャンスを作り出すほどには、あまり結果に結びついていないようだけれど。

「いいサッカー」は必ずしも勝利を保証しない。真に攻撃的なチームはなかなか現れなし、一時期そうであっても監督次第でスタイルが変わってしまうチームも多い。

だからそういうチームが現れた時、そしてそのチームが伝統的に攻撃的なスタイルを追及しているチームであった時には、全力で声援を送らずにはいられないのだ。

<決勝トーナメント1回戦>
R・マドリード − ユベントス
FCポルト − インテル
バルセロナ − チェルシー
ブレーメン − リヨン
リバプール − レバークーゼン
PSV − モナコ
マンチェスター・U − ACミラン
B・ミュンヘン − アーセナル