ヨハン・クライフ

一昨日のエントリを書いている時に、なにかクライフのことを書きたいと思った。でもクライフの「美しく勝利せよ」は、友人に貸したらどこかへ消えてしまった。そこでネットで配信されている、1974WCオランダvsブラジル戦を久しぶりに見てみた。
「WC名勝負物語のサイト」で見ることができます)

既に語りつくされたこのゲーム、トータルフットボールを唯一実践できたチームとして語り継がれるオランダが完膚なきまでにブラジルを撃破した貴重な映像で、忘れた頃に見返すことがある。

前線からのボール狩り(プレス)とオフサイドトラップの組み合わせ、めまぐるしいポジションチェンジ、選手に求められる攻守両面の資質と戦術眼、そしてもちろん高度なテクニック。現代フットボールのあらゆる要素が凝縮されているから。

監督としても一流であったクライフは、バルサだけでなく、スペインのフットボールに革命をもたらす(大げさな表現かもしれませんがそう思っています)。

90年代前半までは細かいパスをゆったりとつなぐスタイルで欧州中堅国から抜け出せなかったスペイン、クライフがバルサの監督になっていなかったら今の攻撃的なスタイルは存在しえなかったとまで想像している。

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今朝続きを書こうとしたら、凄いエントリを見つけました。

「名将気取り」というblogの「スペクタクル礼讃」です。
私が似たようなものを書くより、こちらの名文をお勧めします。
こちらのblog、フットボールへの愛情を感じるエントリばかりで脱帽なのです。