メキシコ戦、外国メディア等の反応

前のエントリのうち、外国の反応についてまとめ直しました。現実を見つめなおすことと、悔しさを記録しておくために。

まずは、例によってFIFAのサイトです。それほど印象的なことは書かれていなかったのですが、ジーコのコメントとの対比が興味深いので貼ってみます。

FIFAマッチレポート
Mexico, true to form, tried to gain the ascendancy by controlling possession, while the Japanese opted for their fast and direct style of play.
メキシコは、例によってポゼッション支配を目指し、日本は速さとダイレクトな展開スタイルを選択した。

以下詳細は省きますが、レポートはメキシコがゲームを通してポゼッションによりゲームを支配したという論調でした。

スタッツも、シュート数は日本の8(枠内2)に対してメキシコ16(枠内7)、CKは3対5、ポゼッションは48%対52%、犯したファールは15対8でした。

ジーコ監督、試合直後のコメント(スポナビ)
 序盤は硬さがあったが、先制点を取ってだいぶいい形になった。その後もかなりチャンスを作り出し、追加点の機会もあったが、残念ながら同点にされ、そこから少し勢いが落ちてしまった。失点シーンは、相手の高さを生かされた部分はある。でも全体的にはいい拮抗したゲーム。残念ながらこういう結果になったが、内容的には互角の戦いでボールを支配できたと思う。システムを変えるつもりはないが、高いボールに対して、失点やポストをたたかれたりしたので、その辺りを取り組みたい。

試合を全て見ていないのでなんなのですが、ジーコが目指すフットボールをメキシコにやられてしまった。自分はそう感じましたし、多くの人がそう感じたのではないかと思います。

ジーコのこの発言はどう解釈すればよいのでしょうか。字面通りにジーコが考えているとは思いませんが、強がりにしては過ぎるような...。

BBC「Mexico show class with Japan win(メキシコが日本に格の違いを見せつけた)」と伝えています。やはりメキシコがゲームを支配していたと伝えていて、ジーコのコメントとは正反対です。これが普通の感覚だと思います。

そして極めつけはドイツ通信社によるこちらの論評です。自分はコンフェデでジーコが目を覚ませばよいと願っている人間で、コンフェデはチンチンにやられても良いとか、日本は臆病なスタイルだと書きました。でも実際にこういう表現をされると、やるせない気持ちがこみ上げてくるのです。

日本対メキシコ戦リポート=コンフェデ杯(スポナビ)
一方、かつてのブラジル代表で中盤のスターだったジーコが監督を務める日本は、総じて受け身のプレーが多く、大差での負けを回避しようとする意図が明らかだった。

#夜になって追加です

その他のドイツメディア(Yahoo!)
こちらも原文のニュアンスは分かりませんが、厳しい評価は間違いないようです。

採点表(Sportal)
ドイツの採点は6点満点で、数字が小さいほど評価が高くなります。

#おまけ
深夜のフットボールは13.3%でした。