クラブと代表と
久しぶりにヴィチェンツァのイタリア語ページにシンたんの名前がいっぱい出ていると思ったら、シンたんがグラチャンに出ないことの発表だった。でも記念に残しとこ。
日本の協会の意向は、24日からの合宿に参加するよりもイタリアでの経験をつんで欲しいというもの。ヴィチェンツァのコーチは、チーム戦術を高める機会と捉えると同時に、日本とは異なるイタリアのクラブチームの現実を日本の協会が理解してくれたことに感謝している。ヴィチェンツァが日本の協会に送ったレターは次の通り(いつものように翻訳サイトでイタリア語を英訳しています)。
"I have expressed my gratitude to the Japanese federation for the understanding and the attention in to manage the story: Shin will have so the possibility to keep on improving the agreement with the team."他にはグラチャンに参加するポーランド代表のシリバとスコブロちゃんに関してポーランド協会との交渉のことが書かれている。2人はプロ契約選手で給料もヴィチェンツァが負担しているし、イタリアは欧州の中でもクラブ志向の強い国だ。かなりのやり取りがあったと想像できる。
先週だったかセルティックの監督が、中村が代表のアンゴラ戦に帰国すれば、スケジュールがタイトなのでレンジャーズとのダービー・マッチにポジションはないかもしれないという発言をしていた(地元紙のソースは探せばいっぱいあります)。過去にも中田英がコンフェデ決勝を欠場してローマに戻った例があるし、これまでにも似たような話は多い。
金銭を負担するクラブはもちろんのこと、選手自身もジレンマを感じているに違いない。所属するクラブと国を代表することのコンフリクションは、簡単には解決できそうにないし、とくに欧州から遠く離れた日本人選手にはハンディが大きすぎる。
これといった解決策が浮かぶわけじゃないけど、せめて怪我の補償くらいは早急に検討すべき時期に来ているのだろう。
G14 starts legal fight with Fifa(BBC)を再掲しておきます。