バルサ2−1アーセナル

バルサはりばぽと並んで大好きなクラブ。内容だけなら一番と言ってもいい。対するアーセナルにはベルカンプがいる。今シーズン限りで引退してしまうかつてのアイドルが最後に大耳を掲げる姿も見てみたい。どちらにも肩入れできない複雑な感情が入り混じる中、試合開始を告げるホイッスルが鳴る。


ハイベリーのR・マドリー戦のようにアグレッシブにいけば、バルサも容易でないと予想していたが、ガナーズがいい形でゲームに入った。幾分バルサに分がある流れだが、10分過ぎには好ゲームへの期待感が高まる。しかし1つのプレーがゲームの最大の分岐点となり、両クラブの明暗を分けることに。


そして、それは好ゲームの予感が崩れさった瞬間だった。前半18分のプレーは、ガナーズからレーマンとピレスを奪ってしまった。ガナーズはカウンター戦術に転換せざるを得ず、バルサは難なく得意のポゼッション・フットボールを展開する。


アーセナルがセットプレーを生かしたことで、勝負の行方という点では興味はつながった。しかしその後はガナーズの華麗なパスワークもベルカンプも目にすることはなく、アンリが決定機を逃してしまう。ロナウジーニョもスーパーな出来ではなかった。


決してゲームのレベルに満足できなかったわけではない。欧州でも一流のテクニック、激しいあたりと玉際の強さ、崩しのスピード・・・など楽しめる要素は存分にあった。でもやっぱりフルメンバーでの戦いを見たかった。せっかくの優勝とバルサらしい美しさが色褪せた感じで、なんだか悲しい今年のCLファイナルだった。


#余談
レフェリーはあのレッドカードを後悔しているようだ。
"I would have liked to have taken a few more seconds before I made a decision," Hauge told a Norwegian newspaper.
"If I'd done that, I could have given a goal and given a yellow card as well."
(Referee regrets Lehmann red card)


ベンゲルの日本代表監督はやっぱりありえない?
"We will be back, of course"
(Wenger left frustrated by defeat)