WC2日目

1日目に徹夜したら、2日目にしてもろくもダウン。録画放送とかを見た感想。


イングランド 1−0 パラグアイ


イングランドのフォーラムでは早速、この日の守備的な戦略についてエリクソンを批判する声があがっていた。自分も今回のWCだけは、少しばかりイングランドに期待していた。直前のウォームアップ・マッチ数試合の出来がよかったし、りばぽに関係のある選手が多いから。しかーし、この試合を見る限り、やはりイングランドイングランドだったというのが正直な感想。


もちろん相手関係もあれば、試合展開の綾もある。しかもこの日は暑く、レフェリーとの相性もいまひとつだったw。たしかにこれはWC、3試合しかないGLの緒戦で負けることは、敗退の危機に直面することを意味する。そして攻撃的になればなるほど、ドイツのように守備の不安を抱えかねない。しかし今回のイングランドは、そんなものを克服できる存在になれるかも?と期待していただけに・・・。


国の意識やスタイルは、簡単には変えられないのだろうか。そういう観点も含め、イングランドやドイツ、イタリアなどのゲームを見ていこうと思う。


トリニダード・トバゴ 0−0 スウェーデン


初出場のトリニダード・トバゴが、北欧の強豪、それも欧州予選でも猛威をふるった攻撃陣を相手にして、ひたむきに、そして勇敢に戦った。試合終了後に殊勲の一人、GKの元へ集まり大喜びする選手たちを見て、自分も拍手、拍手。前半を0−0で終えて大騒ぎしていた初心なトリニダード・トバゴのサポーターたち。試合終了後は、誇らしい気持ちで堂々のWCデビューを称えていたに違いない。


試合そのものも両チームともが運動量豊富でテンポがよかった。後半早々に退場者が出たことでゲームが壊れることを懸念したが、トリニダード・トバゴ的にはエリア付近の攻防に焦点が絞られて、チームとしてやるべきことがより明確になったのかもしれない。逆に構成力の高い攻撃を展開していたスウェーデンの方は、スペースを失ってしまい、最後はトリニダード・トバゴの集中力の前に根負けしたかのようだった。


この大会のエモーショナルなゲームの一つになりそうだ。


○アルゼンチン 2−1 コートジボワール


事前の予想通り、グループのレベルの高さを反映した好ゲーム。両チームとも個人のレベルは高かったが、アルゼンチンの巧みさに対しコートジボワールは強さとスピードが印象的だった。ただ試合を決めたのはアルゼンチンのチームとして巧みな部分、試合巧者ぶりだったかなと。


チームとしての力の差は、小さくはなかったと思う。しかしコートジボワールの強烈な縦への突進と勝負する姿勢が、次第にその差を埋めてゆき、そのプレー振りにスタジアムも反応していた。アルゼンチンをもってしても、守勢に回らなければ、ねじ伏せることが出来なかったという印象が強い。負けはしたけれど、コートジボワールはGLを突破するに相応しい力があることを証明した。もう少し早くゴールできていれば・・・。


アルゼンチンは、チームバランスを優先し4−4−2の布陣を採用したのだろうが、3−4−3を見たかったなと。