WC6日目

ガゼッタレキップ、英国紙数紙、オーストラリア戦の採点を見てみた。ああいう戦いぶりにしては高得点だったが、不利を予想されていたチームの健闘を称える時にありがちな採点だと感じた。そういう背景を知ってか知らずか、ミスリードを誘発させようとするメディアがある…。


○スペイン4−0ウクライナ


アロンソとルイガルが先発!がぜん見る気になり、眠気が吹っ飛ぶ。


東欧遠征時、ガツガツとしたプレスで日本を圧倒したウクライナだが、スペインはワイドに展開して的を絞らせない。チャビを中心に立ち上がりから中盤を制圧、F・トーレスがキレキレで、ルイガルがちょこまかと出たり入ったりと効果的な角を出す動きでかく乱。スペインの流動性あふれる攻撃が続く。


先制点はCKからアロンソ!!!その後もいつも通り、中盤の底から淡々と効果的なパスも配給していた。ルイガルはゴールにこそ絡めなかったが、質のいい動きと決定機を演出するラストパスを連発!攻撃のアクセントになっていた。でもレイナは(´・ω・`)


ウクライナはカウンターがベースのチーム。早々と失点を重ねたことにより得意とする展開に持ち込めず。後半早々にレッドカードで10人になったこともあり、スペインのいいところばかりが目立った試合。


それにしてもこんなにすかっとしたスペインを見るのは久しぶり。守備にもろいところがあるのでまだまだ信用できないけれど、とりあえずこれで1stラウンド突破の目処はたったかな。


りばぽの選手の国は緒戦全勝!!!


チュニジア 2−2 サウジアラビア


劇的な展開がなくとも、それなりに面白いゲームだったとか。
ほんの少し見たけどサウジのイメージが変わるかも。
惜しかった(´・ω・`)


○ドイツ 1−0 ポーランド


ドイツといえばサイド攻撃が一つの特徴。しかし実況アナと解説が力説するほどには、前回のWCほどサイドに拘っているようには感じない。バラックという現代的なトップ下がいることが一つの理由だろうが、高い位置(ハーフウェイまで)でボールを奪って、中央からの早い攻めをかなり意識している。

とくに中盤ではプレッシャーのより激しい中央を避けることが、同時にカウンター対策になることから、サイド攻撃が重要視されてきた。ところが守備戦術が高度に洗練されたために、ワンクッション入るサイド攻撃は中央を固められるマイナス要因も指摘されるようになってきたからで(解説の反町さんもこの点に触れていた)、要は組み合わせなのであろう。


サイドといえば、後半に投入されたドイツのオドンコルは凄かった。荒削りだが、スピード感あふれる突破が、膠着しかねないゲームの雰囲気をがらっと変えてしまった。彼はまだ22歳だという。

日本は彼のようなサイド・アタッカーも育てなければいけないし(できればゲームメイクのできるSBも)、得点力、さらにはボール奪取能力のある前線も欲しい。まだまだ先は長いぞっと。


(´-`).。oO(ドイツDF陣はスピードと縦横へのゆさぶりに弱そうだ...)