WC9日目

メダカのために寝不足の体に鞭打って久しぶりにホームセンターに行くと、お気に入りのミニうさぎがいなくなっていた。いい人に巡り合えたのだろうか…。


ポルトガル 2−0 イラン


ポルトガルが立ち上がりからゲームを圧倒的に支配、ポゼッションも63%と一方的な数字を示す。いつも通りサイドの人材を最大限に生かした攻撃を展開するが、ポルトガルのやり方に慣れたイランも時折鋭いカウンターからポルトガルを脅かし、ゲームそのものは白熱した内容だった。


ポルトガルの流れるようなサイド攻撃は美しく、面白い。でも人数をかけてゴール前を固めるイランに対して正直すぎたのかも。まるで速攻のチャンスに手数をかけて、みすみす中央を固めさせる日本のよう。C・ロナウドがもう少しシンプルにプレーする機会を増やすだけで、チーム自体がぐっと変わってくると思うのだけど…。それでもゴールをこじ開けるのがポルトガル。しなやかさを感じるデコのミドル・シュートだった。


イランはこれで敗退が決定してしまった。それでも内容的にはメキシコ、ポルトガル相手に健闘していたと思う。3試合目の対アンゴラ戦、ぜひとも勝利で終えて欲しい。


(´-`).。oO(ボールの進化がフットボールを変えつつあるような...)


○ガーナ 0−2 チェコ


チェコが負けたあああああああああああああああ
しかも内容的に力負けだあああああああああああ _| ̄|○


チェコはコレルの欠場が響いたようだ。WC予選でも前線に起点が出来ないと苦戦していた。ポストプレーが中盤のタレントを生かしたり、サイド攻撃にアクセントをもたらす要素の一つになっているが、ガーナの屈強なDFの前にアメリカ戦ほど機能していなかった。ガーナの個の力と真っ向からぶつかりあうことになり、美しく冴え渡ったパスワークは影を潜めてしまった。


WCは初出場の国に冷たい。ガーナの初戦のイタリア戦がまさにそんなゲームだった(ダイジェストしか見てないけど)。互角に渡り合いながらの敗戦に、やっぱりWCはポテンシャルだけでは勝ち抜くのは難しい、グループ4番手と予想したことは間違いではないと思った。でも今は、次のゲームが楽しみなチームの一つになりつつある。


(´-`).。oO(イタリア戦のFWがいないチェコ...ツェフ...)


○イタリア 1−1 アメリ


この大会では珍しく、かなりタフな試合。退場者が3名出たが、試合そのものはスリリングな展開で、両チームが状況変化に対処していく過程も見ごたえがあった。立ち上がりからアメリカが中盤で優位に立つが、伝統的なイタリアらしい戦いぶりで対抗していた。システマティックな組織力が持ち味のアメリカに、イタリアがどのようなゲームプランで臨むかが自分の最も興味ある点だった。なのでもう少し11対11の戦いを見たかったなと。レフェリーの判断は妥当だったと思うが…。


この間ちらっと、FIFAが代表選手の怪我のことでクラブと問題を抱えていることが、今大会の厳しい笛につながっているかもしれないという趣旨のことを書いた。ベッケンバウアーが呈した苦言がなんとなく分かるような気がする。

イエローカードが多すぎ ベッケンバウアー氏が苦言(Yahoo!)


 【ベルリン16日AP=共同】ワールドカップ(W杯)ドイツ大会組織委員会ベッケンバウアー会長が今大会のイエローカードの多さに苦言を呈している。16日第1試合までの21試合でイエローカードは102枚が出された。これは1試合平均にすると、4・9枚だ。前回大会は64試合で272枚。1試合平均は4・25枚だった。(以下、省略)