WC17日目

イングランド 1−0 エクアドル


大会直前のウォームアップマッチの出来がまずまずだったので、もしかしたらガッザの頃に戻るかもという期待を込めて、今回は少しばかりイングランドに注目していた。でも毎試合こんな内容ではもう限界だ…、いくらりばぽの選手が出ていても。


ところで、ベッカムエリクソンのコメントが面白かった。

I proved critics wrong - Beckham(BBC)
"It was an ugly performance but it was what we wanted and we'll take ugly performances," (ベッカム
"I think it worked - the formation," (エリクソン


しかし母国のメディアは、フットボールと適度な緊張感を保ちつつ健全な関係を築いている。監督や選手のコメントを鵜呑みにすることなく試合内容そのものが分析され、次のゲームへの課題、改善点を指摘する記事があらゆるサイトに並ぶ。
この試合ではベッカムルーニーを孤立させたためにイングランドが機能不全に陥ったとの分析も多かった。これがどこかの国であれば、決勝ゴールを挙げたイケメンのキャプテン批判など考えられないのだ(笑)


England have world stage and how the world laughs(Guardian)
England must square up to old foe Scolari(Guardian)
Butcher unrepentant over Beckham(BBC)
Sven has something to prove(BBC)
Match Report(Times)


ヽ(`Д´)ノ 「ギャラガー」じゃなくて「カラガー(キャラガー)」だっ!


ポルトガル 1−0 オランダ


月曜の朝から出来の悪いノンフィクション・ドラマを見た気分、疲れるなぁ…。


ようやくオランダらしさが発揮されるかも…、そんな立ち上がりだった。ポルトガルの早すぎるゴールが拍車をかけたこともあるが、本来のスタイル、テンポでプレーする選手たちは楽しそうだった。崩しを優先してシュートを打たない病の兆しが垣間見えたが、最後の瞬間まで見ごたえのある攻防が期待できるはずだった。


ところが気負った一人の選手が、カード相当のファウルを繰り返す。事態を収拾できないレフェリーの存在が選手たちを苛立たせ、ゲームを蝕んでゆく。WCの舞台ゆえの情熱、闘争精神が歪な形となって現れ、選手たちはプレーすることを忘れていった。勝者も敗者も深刻なダメージを負ったゲームは、決してフットボールと認めたくないものだった。


(´-`).。oO(後半のプレー時間があまりに短すぎた...)