日本 3−1 サウジアラビア

代表ファンの人から、「オシムは、上手い選手を走らせてくれると期待していたのに」と言われた。その人は、名前の通った選手がいない選考への不満を隠そうとしない。
技術に優れた選手が走ればそれがいい。でも代表は育成の場ではないし、やりたいサッカーに合う選手を選ぶのが監督。R・マドリーでベッカムがベンチ・スタートだと言ったらびっくりしてたや。


昨日は、サッカーの代表戦後に女子バレーボールを梯子した。体格面で劣りはするものの、「スピード」「テクニック」「コンビネーション」といった日本らしさを存分に発揮した戦いぶりだった。
サッカーの世界では、個人の力で劣る日本はまだまだ中堅国。早く日本らしいサッカーで世界を驚かす日が来て欲しいものだ。


ゴールシーンが美しかった。大きなサイド・チェンジから、今野、加地がサイドを崩した2点目。3点目も我那覇の楔からサイドに展開、駒野がサイドを駆け上がり、加地がゴール前でつぶれる。2点目は少しテクニカルなヘディング・シュートを決めた我那覇も、これは流し込むだけだった。
サウジはサイドが思い切って中央に絞り、スモール・フィールドでのプレッシングを狙っていたようだ。そのため日本の楔を絡めたサイド・チェンジが、攻撃の起点としてより効果的になる。この崩し方を意識したのはブレーメが輝いた92WCのドイツ代表だったが、この日の代表は格段に洗練されていた。前方のスペースへ後方の選手が次々に飛び出し、決定機には何人もの選手がゴール前に顔を出す。以前の千葉に似ていた。
フリー・ランニングやスペース・メーキングといった動きの徹底で、代表は変化した。具体的にピッチで表現した選手を称えるべきなのか、あたり前のことを短期間で浸透させた手腕を称えるべきなのか(笑)


まあピッチ・コンディションさえよければ、これくらい人とボールは動いて欲しいわけで、守備は少々気になった。基本的にマンマーク気味なので、リスクを冒せばスペースを作りやすい。サウジも前線の位置関係を縦・横と変化させたり、中盤のポジションを変化させて、スペースでスキルを生かすことや後方からのオーバーラップを狙っていた。
タイトにつけていた前半から度々最終ラインが下がらされていたが、高い位置から全員がきっちりプレッシングに入ることが要求されるわけで、後半になって疲れが出始めると流れはサウジへ。フレッシュな選手を入れて守備の立て直しを図るが、ゲームを支配するまでには至らなかった。


中村憲はアイデアがあって、攻撃にアクセントをつけられる選手。オシムたんが、高い位置で使うのもうなずける。でもこのチームで生き残るためには、90分間フルに闘える運動量が必要。ふろん太とやり方が違うので戸惑っているようだけど、残って欲しい選手の1人なのでガンバレ。
WC時には誠実にマスコミ対応していた巻だけど、最近はコメントしなくなった。巻はFWの枚数に関係なく対応できて、プレッシングを重視するサッカーには不可欠なタイプ。サッカーはチームで結果を出す競技で、優秀なFWがいても昨シーズンのように降格するクラブさえ出てくる。川淵や一部マスコミの的外れなひどい扱いには、ほんと情けなってしまうや ('A`)


やっぱりツンデレオシムたん(*´Д`)ハァハァ(スポナビ)
前日会見(スポナビ)
サウジアラビア戦召集メンバー(JFA)
視聴率は10.8%


(´-`).。oO(西川、本田はベンチに入れなかったか...)