日本 1−1 韓国

シーズンも終盤にさしかかり、まとまった練習時間がないこともあるだろう。2試合を見た限りでは、韓国の方がしっかりしたサッカーをしている印象を受けた。


あまりラインを押し上げないのは反町流かもしれないが、全般的にボールを奪う位置が低く、攻撃へスムースに移行できていない。戻りの早い韓国に簡単にスローダウンさせられては、攻撃の芽をつまれていた。
とくに前半は、平山へのフォローが薄かった。水野がもっぱらサイドに張っていたので、苔口、梶山がフォローしていたが効果的とはいえなかった。平山を積極的に使うならば、もう少しきっちりビルドアップして、ゴールに近い位置で平山にあてる形を作りたい。
苔口が中央に入ってできた左サイドのスペースを家長が利用、詰まれば大きく右サイドの水野への展開と、攻撃の意図は見えていた。ただゴール前に顔を出す枚数が少なく、前半はサイドからのクロスもゴールに結びつかなかった。
リードされて攻めるしかない日本は、カレンを投入してFWを2枚に。前線にボールが収まり始めると、両サイドにいい形でボールが渡る回数が増え、攻撃が活性化。水野のサイド突破から同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。


しっかり守って平山の高さを生かそうという狙いは理解できる。ただ分厚い攻撃という点で少々不満だった。そして、とくに守備の競り合いで、韓国のフィジカルとスピードを持て余しているように感じた。
予選まであと3ヶ月、来月にはアジア大会に参加する。ちょっとしたきっかけで大きく伸びる時期。若い選手たちの成長と、反町さんの手腕に期待。


(´-`).。oO(あの失点シーンは...チーム事情に配慮した起用かも...乾くんまた見てみたい...)