親善試合2つ

○ フランス 0−1 アルゼンチン
ドイツWC準優勝国と期待を裏切った国の対戦は、一味違っていた。技術、組織戦術のレベルの高さは今更だけど、他の試合と比べて攻守の切り替えが抜群に早く、スピーディ。プレッシャーが厳しくても全ての選手がプレー・メーカーになれるので攻撃は多彩、でもあっという間にスペースが埋まる。個人の守備技術も高く、見ごたえある攻防が存分に楽しめた90分。
日本も早いと形容されることがあるが、世界のトップはもっと早く動いている。スピードに対応できる技術、判断力、戦術眼の差はまだまだ大きいようだ。


アメリカ 2−0 メキシコ
アリゾナ州のスタジアムには62千人余りの大観衆が集結。アメリカ的な愛国心と根っからのサッカー好きメキシコ人たちが、欧州や南米といった本場に近い雰囲気を醸し出していた。日本もアメリカWC予選の頃までは…。
監督が変わってもアメリカはアメリカだった。基本に忠実なパス&ゴーやフォローの動き、高い位置からのプレッシングなどなどハードワークを厭わない選手たちには、走ることが習慣として体に染み込んでいる。もしオシムたんがアメリカの監督だったら、かなりの高みまで到達しそうな気がする。