バルセロナ 1−2 リバプール

ちょwwwおまっwwwww


バルサがGLでチェルシーと同組に入ったため、去年のチャンピオンと一昨年のチャンピオン同士の対戦がノックアウトラウンド1回戦で早くも実現。バルサエトー、りばぽはポルトガル・キャンプの騒動(結局真相は分からず終い)と、戦前からグランド外の話題に事欠かないクラブ同士の対戦は、ちょっと驚きの結果になってしまう。


1位抜けクラブの中で最悪の貧乏くじを引いてしまったりばぽは、アウェーの定跡通り守備的に構えてバルサの出方をうかがう。しかし立ち上がりからバルサの攻勢は凄まじく、一向にゲームが落ち着く気配すら感じられないまま前半14分には早くも、ザンブロッタ〜デコとおいらのお気に入り二人がつないだボールが簡単にりばぽのゴールラインを割ってしまった。


試合前には、0−0でじっくり耐えているうちに前線のスピードを生かしたカウンターが炸裂しないかとか、プレミア・テンポの早いゲーム展開に巻き込みたいとか、レフェリーがフィジカル・コンタクトに寛容なタイプだといいとか、いろいろ想像していたが、そんな思惑を一気に吹き飛ばす先制ゴールだった。


その後もりばぽはまったくゲームをコントロールできないまま、バルサの圧力の前に守備に奔走するだけ。正直3点差の惨敗も覚悟したし、今日もまたアウェーで同じ失敗を繰り返すのか、もうとにかく希望を失わない程度の敗戦で Anfield に帰れればいいや…。


そんなネガティブな気持ちが頭を過ぎり始めたころ、同点ゴールは本当に唐突に訪れた。相手陣で得たFKをアロンソが簡単にサイドのフィナンにつなぎ、ベラミーが単純にゴール前で合わせただけ。前半は3回ほど攻め込んだが決定機といえるのはこの1回だけで、そのたった1回の好機を相手GKのエラーでものにし、同点に追いつく。しかも前半終了間際という最高の時間帯に!


なんとか後半に希望をつないだりばぽだったが、自分は正直期待していなかった。というより、アウェーで拙い戦いを繰り返してきたりばぽに期待できなかった(笑)


ところが、これがアウェーゴール・ルールの妙というのだろうか。それともカンプノウでの相性なのか(過去ベニテスカンプノウで2勝1分、りばぽは1勝2分)。後半開始から流れが変わり始める。


4−4−1−1に構えた最終ラインが上がり始めると、ロナウジーニョやデコのスペースが消え始め、モモ(個人的にこのゲームのMIP!)の効果的なプレッシングから、りばぽ本来のリズムが戻ってくる。屈強な守備陣の前にバルサの華麗な攻撃はすっかり影を潜め、逆にりばぽのパスがつながりだす。ボール・ポゼッションは依然バルサだったが、ゲームの流れははっきりりばぽに傾いたように感じた。


後半に入って再三チャンスを逃していたりばぽの勝ち越しゴールも多分にラッキーなものだった。カイトのトラップが大きくなり潰えたはずの決定機が、バルサ守備陣のミスの連鎖でリーセのゴールに結びつく。バルサにとっては悪夢のような失点で、どこまでも明るく陽気なカンプノウが一瞬で凍りついたようだった。


その後はさすがにバルサもりばぽゴールに殺到したが、少なくないサポが"WE'VE WON IT 5 TIMES"、ゆるねばで後押しするりばぽゴールを割ることができない。りばぽは、アウェーゴール2つという望外の勝利を手に試合終了の笛を聞くことになった。


りばぽはバルサのように美しくはなかった。Skysportsのスタッツによると、ゴールの他は、バルサの3倍以上の41回仕掛けて33回成功したタックルが上回るだけで、とにかく泥臭くボールに喰らいついただけ。それでも時には勝利することができるのがフットボールで、この試合に限ってはりばぽのゲームプランがはまったということなのだろう。Anfield が楽しみになってきた。


Barcelona 1-2 Liverpool(BBC)
Benitez hails fracas duo's effort(BBC)


ローマ  0−0 リヨン
ポルト  1−1 チェルシー
インテル 2−2 バレンシア


(´-`).。oO(ファウラーのコ○イン・パフォーマンスを思い出してしまった...)