リバプール 0−1 バルセロナ(2−2、AGでりばぽ勝ち抜け)

流れの中で一発?


1stレグと似たような展開になったが、この日もりばぽがゲームをコントロールしていたと感じた。バルサのいなし方を熟知したラファらしさというか、統率された守備からいくども決定機を作り出したフットボールは、コレクティブで戦略的だった。180分を通して考えれば、バルサに散り際の美しさを発揮させることもない完勝だったかなと。これでもう少し決定力があれば、プレミアでもあれほど苦労することはないのに(笑)


2ゴールが勝ち抜けへの最低ラインとなるバルサは、中盤から前線を分厚くした3−4−3。前線にロナウジーニョ、怪我から復帰したエトー、メッシを並べたバルサはやはり脅威で、1stレグ同様ポゼッションで圧倒するが、少々バランスが悪いようだ。
りばぽは薄くなったバルサDFラインの隙をカイト、ベラミーのコンビでかく乱すると、スピーディで大きな展開から中盤の選手が絡んでいく。開始早々にリーセのミドルがポストをかすめると、数分後には再びリーセのミドルがバーを叩き、おいらは早朝から絶叫と絶句w。その後も、ベラミー、カイト、リーセのジェットストリーム・アタックが空振りしたり、モモのシュートがバーを叩いたり。バルサに決定機らしいものを与えないままほぼ完璧にプレーしたのに、ゴールが決まらない。とにかく決まらない…。


ハーフタイムにアウェーのポルト、ローマがリードしていることを知り、そういう日になるのかなと独り重苦しい雰囲気になると、本当に現実になってしまったや…。


52分、バルサにこの試合初めてといってよいビッグ・チャンスが訪れる。デコとのパス交換から抜けた出しロナウジーニョのシュートはポストを叩いたが、このプレーを契機にバルサの攻撃に少しずつリズムが出始めた。そして前半はりばぽオンリーだった"good movement"というコメントが、次第にバルサ側にも使われ出した。
嫌な流れが来たと思っていたら、明らかにまだ本調子でなかったエトーがジュリに交代。押すか引くか徐々に対応が難しい時間帯になってきたりばぽは、ベラミーに代えてペナント、FWを1枚削って中盤を厚くする。すると攻めるしかないバルサは、すかさずテュラムに代えてグジョンセンを投入と、目まぐるしくゲームが動き出す。そしてついに75分、りばぽゴールが割られてしまった (ノ∀`)アチャー


こうなるともうどちらに転ぶか分からない。依然として混乱することなくプレーするりばぽの選手は心強かったけれど、なんてたって相手はバルサだから。
実際には危なげなく逃げ切ったのだけど、もしカンプノウでこんな状況になってしまったら、絶対にやられていた。間違いなくやられてた。そしてローカル紙には、後半にもジェラードの絶妙のクロスをふいにしていたので、バルサにシュートのレッスンを受けたなんて見出しが躍ったに違いないのだ。ほんと Anfield でよかったや。


Liverpool 0-1 Barcelona (agg 2-2) (BBC)


チェルシー 2−1(3−2)ポルト
  リヨン   0−2(0−2)★ローマ
バレンシア 0−0(2−2、AG)インテル


(´-`).。oO(インテルなにやってんだよ...大先生...日本のマスゴミって...)