日本 3−0 シリア

この年代では実績のあるシリア。西川の踏ん張りでなんとか突破したWY予選のような厳しいゲームを期待していたが、前半半ばには勝負の行方が決した感じで拍子抜け。途中であしたのジョーにチャンネルを変えてしまったので、ビデオを見直した感想を簡単に。


シリアは立ち上がりこそ積極的だったが、日本も相手の出方をうかがう感じで五分の滑り出し。この日の日本はわりとコンパクトで選手間の位置関係がよく、攻撃時はまずまず走れていた。体格に勝るシリアがもう少しがつがつ来るかと思っていたが、ボールホルダーへの忠実なフォローやフリーランニングが効果的なシーンが多く、徐々に相手のプレッシングを無力化、よくボールを動かしていた。シリアが家長のファインゴールで根負けしたのか一挙にスペースが出来始め、このあたりで大きく試合の流れが傾いた感じ。


不満というか物足りない点は2−0以降の戦い方で、とくに後半の立ち上がり。このチームに限らず日本は、守備的にゲームをコントロールしながら時計を進めることが苦手。やっぱり攻めて流れを引き寄せることになる。結果的には攻撃面のよいところが次々と表現されたゲームになったが、起用選手を見てみても少し攻撃にバランスが傾いている印象もある。目先の目標はアジア予選だけど、早めに骨のある相手と対戦してみたほうがよいのかも…。


それでも自分が見てきた中ではこの年代のベスト・ゲームで、オシムたんと同じ人とボールが動くサッカーの方向性をようやく確認できた。反町さんは「今日は評価することは難しい試合だと思っていますので…」とコメントしていたがまったくその通り。やっとスタート地点に立ったという感じかなと。


シリア戦後 反町監督会見(スポナビ)
ペルー戦13.7%、シリア戦9.3%


(´-`).。oO(川淵は本格的にぼけだしたのか...)