イヤッッホォォォオオォオウ!(りばぽ4−2アーセナル)

先週末の甲府vsC大阪戦。日頃はおとなしい日本の実況、解説がはっきりと疑問を呈するほどの誤審があった。当然クラブは意見書を提出したが、日本の審判協会は間違いを認めない。これではリスペクトの対象になるはずもなく、不信感と侮蔑の感情が残るだけ。まあ後者はおいらの個人的な感情だけど、普通に考えると溝が深まるだけだろうに…。
川崎のケースはライブで90分間みていたけど、全体の流れからしても違和感のある判定ではなかった。意見書はやりすぎだと思うが、気持ちはわからないでもない。


ベスト16のインテルに続いてまたもや番狂わせ!ゲームが始まるまでは、抜けるとすればゴールレスのドローか、1−1でPK戦まで持ち込んだケースくらいしか思い浮かばなかった。とにかくロースコアの接戦に持ち込まないとだめぽと想像してただけに、これは嬉しい大誤算!


予想通り最低でも1ゴールが必要なガナーズが試合開始から積極的だった。りばぽが普段以上に守備を意識したゲームプランだったかどうかは分からない。でも完全に受身に回ってしまい、攻撃しようにも形にならない。これはやばいと思っていたら案の定やられる。これで普通ならホームチームらしく攻撃的になるはずなのに、立ち上がりから乱れたリズムが戻る気配さえ感じない。もう敗戦を覚悟したし、なんとか90分の間に運良く同点ゴールを決めてくれれば…と悲観モードに。


そんな暗鬱な流れを変えたのがCKからのリスタート。うまくマークをかわしたヒーピアのフリーヘッドだったが、クラウチもニアで2枚のDFを引きつけていた。それまでのりばぽは手も足も出ないという感じだったのに、このゴールで突如として息を吹き返す。もう後半なんかは完全にりぱぽのターン!CLとリーグの二兎を追うものの辛さか、前半とは逆にガナーズの方が疲れているように映る。そして待望の勝ち越しゴール!大失敗かなとみていたトーレスクラウチの2トップが絡んだゴールは、とてもシンプルでサッカーの原点を見るようだった。


その後はりばぽがうまくゲームをコントロールしながら、攻勢を保っているように感じた。KOPもガナーズ相手の逆転に乗りのり。でもここからがりばぽらしいというか、このあたりは本当に不思議なチームで、83分から3ゴールが飛び交う壮大なドラマになってしまった。


まずは84分、ウォルコットアンストッパブルなドリブル・ランからアデバヨールがイージーなゴール。これでガナーズが2−2に追いつき、アウェーゴールでリード。でもそんなことでは、一度燃え上がったAnfieldはくたばらない。こういう雰囲気の時はだいたいなんとかなるもので、このゲームもわずか1分後にエリア内でバベルが倒されてPK。レフェリーの判断がフィフティ・フィフティに割れそうなトゥレのコンタクトだったが、熱狂するサポがPKの笛を後押ししたという感じ。どきどき冷や汗のジェラードのPKも無事にゴールに吸い込まれて再びリード(少し蹴り方を変えていた?)。激しい疲労感が見て取れるガナーズが意地の抵抗をみせるが、FKのクリアボールがそのままりばぽのカウンターとなりバベルがゴール。6日間で3連戦のラストは、今年一番のゆるねばで締めくくったのだった。


Liverpool 4-2 Arsenal (agg 5-3)(BBC)


(´-`).。oO(今シーズンの保存版かな...今年中にカントリーランキングひっくり返るかも...)