久々にゲルマン魂を見たのかも

オフサイドとエリア内のハンド見逃し。鹿島の連勝が止まってしまったが、またもやSRが笛を吹いていたのに後味の悪いゲームになってしまった。それでこの前書いた件、協会はつじつま合わせで済ませるようだ。どう好意的に解釈しても、攻撃側が自分で先にバランスを崩していて、GKのファールには見えない(しかも試合前日の変更)。以前も似たようなケースがあったが、○○体質は変わらないということか…。


それでタイトルのゲルマン魂のこと。といってもおいらがヘタフェvsバイエルンを見始めたのは後半30分くらいから。でもこれ以上ないという劇的な展開で面白かった。
試合は1点をリードしたヘタフェが完全にゲームをコントロールしていて、バイエルンにつけ入る隙なんて微塵も感じなかった(すでにヘタフェが1人少なかったらしいが)。なのに…まずは終了間際にリベリーの同点ゴール。これで延長戦。
その延長は、ヘタフェが開始3分で2ゴールをリードして逃げ切り体勢に入る。もちろんなりふり構わず攻撃に出るバイエルンだが、いつヘタフェがカウンターから追加点を奪ってもおかしくない。そんなギリギリの攻防は、時間の経過とともに組織や戦術といった要素が薄れていき、ただ本能の導くままにボールを蹴りあうものに変化したように感じた。
そして結果は…115分と119分にトニがゴールを叩き込んで、トータル・ゴールは3−3。アウェーゴールの差でバイエルンが勝ち進んだが、ヘタフェのキックオフと同時に試合終了だったので、まさに最後のワンプレーが勝負を分けていた。
リーガを見る機会がめっきり少なくなってしまったので間違っているかもしれないが、たまたま見た中ではアルメニアベティスにセビージャ。そして今日のヘタフェと、資金的に恵まれないにもかかわらず、スペインには小気味いいサッカーをしている中堅クラブが多い印象。


CLは今年もベスト4にプレミア勢が3クラブ。UEFAカップを含めても、リーガとセリエは1つずつしか残っていない。お金のあるところにいい選手が集まるのは道理だとしても、かつてイタリアが欧州フットボール界を席捲した時代のようになってしまうと、それはそれでつまらないんだよな…。