ユーロGL反省会

組み合わせ決定時の予想を元に反省会。半分も見ていないので、かなり濃淡があるし、ピントが外れてるかも。
オフシーズンとはいえ、06WCと違って気象条件がそれほど過酷ではないのだろう。これまでのところは、欧州らしいスピーディで組織的なサッカーが展開される試合が多く、どちらかというと攻撃志向のチームが勝ち残っている面白い大会だと感じる。
ただ…決勝Tは各組の1、2位が準決勝で再戦の可能性がある。それなら1次リーグの当該チーム間の戦績を持ち越したリーグ戦にして欲しかった。試合数を増やさいことが可能で選手の負担も変わらないし、より本来の実力が反映されるのに。試合日が連続しないのが不満なんだろうな…。


グループA ▲ポルトガル、トルコ、◎チェコ、○スイス(左側からGL順位)
開催国が両国とも落ちるとは思っていなかったので、スイスと以前から応援しているチェコというかなり願望込みの予想だった。それにしても外しすぎ(笑)
チェコ敗退の原因として3戦目のツェフのパフォーマンスを指摘しないわけにはいかないが、ネドベドロシツキーを欠いたチェコが魅力的だったかというと…。トルコ・サポの作り出した雰囲気がホームのようで、熱くなったトルコの怖さを再認識。
ドイツWCの時もそうだったが、スイスは親善試合とパフォーマンスが違いすぎるような。僅か3試合のリーグ戦なので慎重になるのは理解できるが、ホームの利を生かすようなサッカーではないと感じた。
ポルトガルが点が取れるチームに変身していた。ドイツWC同様にクリエイティヴで美しいサッカーをしているが、サイド攻撃偏重からバランスのよいサッカーへ。C・ロナウドが完全にチームにフィットしていて、次のドイツ戦が楽しみ。


グループB ○クロアチア、◎ドイツ、オーストリア、▲ポーランド
クロアチアキター!!!ドイツとの試合はちょっとした決定力の差が命運をわけたが、両者の持ち味が存分に発揮された好ゲームだったと思う。それにしても3連勝とはびっくり。日程上は休みがA組に比べて1日少ないが、3戦目に戦力を温存できており準決勝へ進む可能性も十分。アウトサイダー同士がここでぶつかるのは残念だけど、必ず1つは上に上がれるとポジティヴにw
ドイツは自国開催の前回WCと比べるのは酷かもしれないが、選手の組み合わせに悩んでいるようで、前評判ほどにはよくないと思った。ただ強かった頃のドイツといえば決勝に向けてどんどん力を発揮していくチームで、今回もそうならないとは限らない。ポルトガル有利と予想しているが、これは本当に楽しみなカードになった。


グループC オランダ、◎イタリア、○ルーマニア、▲フランス
ツンデレ予想の甲斐あって?オランダが1位突破!(笑)早い時間帯にゴールした試合した試合が多く、かつてのようなイケイケな面は物足りない。でも手堅い戦いぶりが印象的で、鋭いカウンターを繰り出していた。拮抗した展開でどんなゲームをするのだろう?
イタリアはポゼッションを高めて、積極的にゲームをコントロールしようとしているのかもしれない。しかしトニの出来が今ひとつで、かつてのカテナチオ同様に勝ち味が遅くなっている。尻上がりに調子を上げてきたのか、それともドナドニの志向するサッカーが彼らの最大の強みを消してしまったのか。
プラティニが某協会を口撃していたが、フランスは1勝もできにず敗退。ジダンがいないフランスはドイツ予選時から平凡で、とりわけ個の力のウェイトの高いサッカーを好むお国柄のようなものを反映しているのだろう。チームとしてのまとまりを感じなかったし、組織的な攻撃の形を作れない姿がどこかの代表監督と…。
旧ユーゴとともにかつて東欧のブラジルと謳われたルーマニアは、主力選手が経験を積んだことで予想以上の好チームだった。結果論になってしまうが、1、2戦目をもう少し攻撃的に戦うことができなかったか。絶対的なタレント不足といってしまえばそれまでだけど、あのPK失敗が悔やんでも悔やみきれない…。


グループD
◎スペイン、ロシア、▲スウェーデン、○ギリシャ
ここも外しすぎで、こんなことなら直前に予想を変えておくんだったw
ヒディンクらしい理詰めで緻密な面が、もともと組織的なサッカーのロシアにぴったりマッチングしたのだろう。想像していた以上に予選時から上積みされていた。大敗したがスペイン戦もスピード感あふれる攻撃で存分に崩していたし、展開次第では勝機があったとまで思っている。次のオランダ人監督対決が見逃せない!
スペインの3連勝は危険信号?楽しいサッカーをしていたが、オランダと一緒でいまいち信用できないんだよな(笑)


それで準決勝は、ポルトガルvsクロアチア、オランダ(ロシア)vsスペインを見てみたい。


遅まきながら日テレオンリーの代表戦は16.0%