甲府周辺の温泉修行 そにょ1

ほうとう(゚д゚)ウマー


温泉が新鮮で、湯量が豊富で、源泉槽があって、飲泉ができる。街中の温泉でそんな当たり前のことが出来るのが山梨。甲府盆地の暑さにはまいったけれど、極上の湯で汗を流せば無問題。日常的にいい温泉に触れられる環境が本当に羨ましい。


ほったらかし温泉
日の出1時間前から営業しており、深夜の長距離ドライブの疲れを癒すために今回もお世話になる。でも湯の扱いが良好とはいえず、温泉分析表とは程遠い状態。朝一番の内湯が温泉らしさを残しているが、またもや天候に恵まれず、これでは値打ち半減だー。


正徳寺温泉 初花
30分近くR140とわき道を行ったり来たり。お仕事中の郵便配達のお兄さんに細く曲がりくねった道を先導してもらい、やっとの思いでたどり着くw
総成分量は380mgながら、フレッシュな湯が温泉本来の浴感、味覚、匂いを感じさせてくれる。色はモール系の薄褐色で、しっかりとした温泉の匂いを感知。炭酸成分による気泡も見られる。口に含むと発酵を始めたばかりのワインのような?淡い甘みや苦味が広がる。源泉槽のほかに露天、内風呂、鉱泉の樽風呂などがあるが、800リットルを超える湧出量があり、どの浴槽でも温泉らしさが感じられた。甲府のスポンサーと勘違いしての訪問だったがラッキーの一言。


フカサワ温泉
旅行者にとって市街地内の温泉は見つけ辛い。一度間違えると位置を把握するのさえ困難になる街並みで、2000年版のツーリング・マップルは途端にただの紙切れに(ナビは盗難にあってつけない主義)。この温泉も迷っているうちに2度ほど通りすぎていた。
湧出量が十分に考慮されたこじんまりとした浴槽に掛け流されるモール系の湯は、正徳寺温泉と似た色や味わい。もちろん飲泉も可能で、こちらの方が味はしっかりしているのは総成分量の差のためだろうか。泉温が46度と高いのに気泡のまとわりつき具合が見事。源泉槽に浸かっているとすぐにぐったりしてしまうのだ。


韮崎旭温泉
源泉パワーにたじたじとなったので、一息入れるために韮崎方面までドライブ〜。そこに待ち受けていたのは、今回一番気に入った温泉だった。
浴室の扉を開けた途端に心地よい温泉臭。微量の鉄分を含むが色はわずかに緑色がかった透明で、大きな浴槽からオーバーフローで流れ出す様子は視覚的にも圧倒される。少しぬるめの湯に身をまかせると、体にまとわりく気泡でたちまち真っ白に。ビロードの湯と称するのもうなずける。源泉を口に含むと、土類系イオンにSO4や炭酸水素イオンの香りが広がり、鼻を突く。pH7.7なのにツルツル感もかなりのもので、天候に恵まれれば浴室から富士山も楽しめるらしく、ぜひとも再訪したい湯。


玉川温泉
街中の細く曲がりくねった道からアプローチしたのでここも迷いかけたが、道行く人にたずねる。恥ずかしげもなく聞きまくるが、みなさんとてもフレンドリーで親切でした。
山梨は至るところに温泉が湧いているが、この温泉も宅地と田んぼが混在する地域にあり、山梨の底力を感じる。浴槽は小さめながら、贅沢な掛け流し。韮崎の後だったので浴感は物足りない面があったが、フレッシュでぬるめな湯でまったりと長湯〜。さっぱりとした浴後感が気持ちよかった。500mlペットボトルで持ち帰った数ヶ所の温泉の中で、ここの温泉が一番味が強いのはなぜ?


遊亀温泉
甲府駅周辺には個性的な温泉が多い。ここも駅から少し南に下った市街地のど真ん中にある温泉銭湯。中には廃業した温泉もあるが、いつまでも続いて欲しい温泉の一つ。
主成分はNaとHCO3の重曹系ながら、薄褐色、透明、苦味にモール臭。総成分量1069mg、45度の源泉槽は強烈で、数々の源泉で慣れたはずの体が刺激でピリピリ。温度の異なる3つの浴槽があり、カランももちろん温泉。お客さんがまだ少ない昼下がり、オーバーフローの床に寝転がり至福のひと時を過ごす。


たぶん続くはず…


(´-`).。oO(なでしこは負けないサッカーやろうとして負けかけたような...)