甲府サポの鍋島コールに静まりかえったアウェーゴール裏w(甲府2−2仙台)

浴衣姿のヴァン君


オールスターは、がらがらのスタジアムで4.7%だったとか。自分もまったく興味がわかなかったので、久しぶりの温泉修行の合間にJ2。
甲府まで足を伸ばしたのは、テレビで見たユアテックのゲームが面白かったこともあるが(蟹さんの頃から仙台は好きだし)、もぎたての桃の甘さを思い出してしまったから。甲府周辺には取りこぼしていた名湯(マニアックな秘湯ともいう)も多く、2年前に断念した温泉巡りの旅程表を引っ張り出してきて、金曜深夜からコロコロと一般道を西へ、西へ。


でもそこで目にしたものは、数々の温泉の感動やJ2で頑張っている甲府や仙台にかかわる人たちの熱意を帳消しにする鍋島ショー。ゲームそのものは面白いのに、こんなんだからJの試合にお金を払うには馬鹿らしい。またまたそんな気分になってしまった ('A`)


PKのシーンは、センタリングが甲府DFの手にあたっている。でもGKのファイン・セーブがあったとはいえ、1点もののシュートだった。そしてプレーが完全に途切れた後にPKの判断。副審がハンドをアピールしたようだが、仙台は2回の決定機に恵まれることに。どの時点でアドバンテージの判断をしたのか、それとも全く見えていなかったのか。それらしいジェスチャーが全くなかったために、ほとんどの観客は状況がつかめなかったに違いなく、早くもスタに不穏な空気が流れ始める。


そしてマラニョンの退場。前半4分のマラニョンへのイエローは、ありがちなFWとDFの競り合い2つで、ファールを繰り返したとしてカード。試合開始直後から流れを作ろうとナーバスな笛を吹いていたが、2つめのファールはDFが審判の笛を利用しようとすぐに倒れたようにも見えた。開始早々に悪質が感じられない2つのファールでイエローを出す審判は、なんらかの先入観がないとすれば珍しい個性の持ち主だ。
2枚目のカードは…前に座っていた子供がマラニョンのファンで自分も自然と追いかけていたが、FWらしい駆け引き以上のことをするような選手ではなかった。というか甲府の外国人2人は、たとえユニを引っ張られてもテクニックとフィジカルの強さで勝負するタイプだった。ところがまたまた突然に厳密な基準を適用して微妙なイエロー。
そもそも優秀なレフェリーであれば、こんな馬鹿げた退場は起こらない。1枚目のイエローや次にファールを笛を吹いた時点で退場者を出さないようにしっかりとコミュニケーションを図るから。要は能力不足を選手に責任転嫁しているわけで、また知り合いの外国人に「日本はマニュアル、マニュアル!レフェリーと違う」と言われてしまう。


カードは試合をコントロールするために時には必要だというのはわかる。でもそれはサッカーのネガティヴな部分でもあって、乱れ飛ぶイエローカードを見てサッカーは汚いファールが多いスポーツだと思っている人もいる。
選手が真面目にサッカーをプレーしようとしている。とくに試合も荒れていない。日本はそういう状況でのカードが多すぎるし、スタにどんよりとした空気が流れることも珍しくない。レフェリーも試合の一部なのだから、ファンがどういうゲームを望んでいるか、協会は一度アンケートでもやればいいのにと思う。


ぢつは…他にもまともにヘッドを競り合わず倒れたり、意識的に軽いレイト・タックルを受けてファールをもらうプレーに甘かったり、ハンドの見逃しやGKとCKの差し違えもあった。どれもサッカーではありがちなことだけど、もともとの評判が評判だけにそういう言葉で済ませてしまってよいものかどうか…。


それでハーフタイムにスタ中からブーイングを浴びたためかw、後半になってかなりまともなフェリングになった。前半基準なら少なくとも甲府に1枚、仙台に2枚のカードが出ておかしくなかったと思う。大きなゲームの流れを審判が演出してから基準を変更したわけで、こんなことなら甲府は5枚目のカードをもらって、罰金で大騒ぎになったほうがサッカー界にとってよかったのかも…。


(´-`).。oO(小瀬のマッチデー・プログラムいい...スポーツ公園や試合のことを書く気が...)