「ガンバ大黒神社」

「ガンバ大黒(だいこく)神社」が出来るそうな(大阪日刊スポーツ)

その中身がまた大阪らしいので、一部引用して紹介します。

 鳥居はG大阪のチームカラーの青。神社の中には、打ち出の小槌を持ち頭巾を被った全長約50センチの大黒様の人形がドーンと構える。チームメートのMF二川も商売繁盛の神・えびす様役として友情出演。2人の前に、大黒の愛犬ラオウが狛(こま)犬として鎮座するしゃれっ気たっぷりのものになる。
 賽銭(さいせん)箱は管理上設置されないが、ショップで発売される絵馬に願いごとを書き、奉納できるようになっている。絵馬の50枚に1つは当たりとして、ラオウの絵が書かれ、スタジアムに持参すれば大黒のサイン入りカードがもらえるなど、ちょっとした運試しの趣向もこらしている。大黒の招福お守りも同時に発売される予定で、まさに生きる福の神。2月9日の北朝鮮戦で、ドロー寸前の終了間際に劇的決勝弾を放ったヒーローが、ついにあがめ奉られる男になった。

このしゃれっ気というか、商売っ気というかさすが大阪!
もう苦笑いするしかありまへん。

北朝鮮戦で劇的なゴールを決めたとたんにここまで祀り上げられては、大黒様もえらいことですな。でもそこは大阪出身らしく笑ってごまかしとけと、はははっ・・・。


まあ大阪の件はしゃれもあって少しは笑えるのですが、メディアの取り上げ方はもう少し考えて欲しかったりします。

もちろんFWだからシュートを打って得点をあげることが重要で、ゴールすれば賞賛され、得点できなければ叩かれるのはある意味しかたありません。ただ中盤の選手でさえ得点やアシストが基準となり、挙句の果てにには相手を崩してもいないパスを取り上げてゴールの起点になったとか試合に貢献できなかったとか。もう少しきちんとチーム戦術と各ポジションの役割を理解して記事にしてあげないと、ちょっと選手が可哀想な気がしています。

たしかに今の代表は、どちらかというとFWが得点しろよという形です(あとセットプレー)。かつてのイタリアの「後ろは8人で守るから前の3人で1点入れてくれ」なんてところまで酷くはないですが、ポジション・チェンジが頻繁に行われるわけではなく、各ポジションの役割が比較的固定されたものになっています。

そういうサッカーをしている以上はFWが結果だけで判断されがちになるのもしかたないかと思いつつ、やっぱりもっと広くピッチを映せと思ってしまうのです(またこの話しになってしまう)。90分間を通してどれだけ相手に脅威を与えることができたか、そのために前線で攻守にわたってどんな動きをしたかという点を見たいし、FWに限らずボールを持たない時の動きはフットボールの面白さの一つだから。

日本には、ロナウドファンニステルローイもアンリもいません。そういう選手が出てくるのは、日本のフットボールがいくつか世代交代した後だと思っています。私はもう少し組織的な崩しをパターン化して、どこからでもシュートが打てるような形を作った方がよいと考えています。別にMFが一番シュートを打ってもいいじゃないかと・・・。

話しが大きくそれてしまいましたが、まだ試合に出れるかどうかも決まっていない選手を持ち上げるだけ持ち上げて、後で梯子をはずすなんてことがないようにお願いしますよっと。


代表選手を七福神に例えてみると...

大黒天:やっぱり名前で大黒さん!
恵比寿神:なんとなく憎めない加地さん(意外と商売上手かも)
毘沙門天:憤怒の形相でゴールマウスを守る川口(最近はずいぶん変わったけど)
弁財天:仏で男性にもててそうな中田浩(玉田でもいいかも)
福禄寿:なんとなく癒される顔の遠藤(鶴と亀をしたがえるガチャピンw)
寿老人:長寿と知恵の神様は髪の薄い年長者の藤田で(知恵者だったかな?)
布袋和尚:危機を察知する能力にたけた宮本かな(ちと誉めすぎかぁ)


#おまけ
稲本はWBAに復帰するようです(日刊スポーツ)
カーディフの財務内容悪化を受けてのことだと思われます。オフ・シーズンにはまた動きがありそうです。
(3月6日エントリ)

モウリーニョが反撃に出たようです(CNN)
事実関係は分かりませんが(たとえ彼のいうことが本当であったとしても)、いい加減にしてくれ!フットボールはもっと楽しくあってほしいです。