イングランド2−1ウルグアイ
(ゲームは見たけれど、タイトルとはほとんど関係のないお話し)
プレミア・リーグにも外国人監督や各国の有望選手が増え、リーグ全体にかなり大陸の影響が感じられるようになってきた。とはいえ男くさいアタッキングフットボールという点で一線を画していて、ファンは戦う選手とプレーを愛し、熱狂的な声援を送る。
そして影響されやすい自分にとって、モダンで洗練されたイングランド代表は特別なパーティ用の衣装をまとっているかのようで何か物足りず、プレミア好きなのにイングランド代表に感情移入できないのかもしれない。
ゲーム内容は、イングランドらしいスピード豊かで大きな展開は健在で、随所にため息のでるようなプレーが見られた。でもプレミアのクラブ同士が戦う時のような熱いものを感じることができず、つまらない映画にお金を払ってしまったため息のようなものが・・・。
熱狂的なりばぽのサポーターで有名な Anfield だけど、クラウチとロスタイムのゴール以外は普段の半分くらいしか観客がいないのかと思うほど静かだった。このゲームを通じて、ヨーロッパのフットボールシーンはクラブ中心だということを改めて感じさせられた次第。
ところでWCで勇退するエリクソン監督の後任と目されるサムとベッカムの間にちょっとした論争が起こっている。ことの発端は、ベッカムが「イングランドの監督はCLやWCの経験豊富な監督がよい」(BBC)と発言したから。
人気者のサムだけど、ボルトンは古きよき時代のイングランドを思い起こさせるスタイルで中田英が苦労しているし、小野は行かなくてほんとよかった。サムが時計の針を80年代まで巻き戻すとは思わないが、プレミア向きの監督かもしれない。でも一体どんなフットボールをするのか興味津々、怖いものみたさなのである。