天皇杯を見ながら

広島は少ないゴール数を争う展開を望んだのだろう。先制されても後半勝負にかけていたようだ。でも終始ゲームをコントロールしていたのは鹿島。広島は、ここ数試合は復活していた前線からの連動したプレスが消えていた。もう少し鹿島の中盤の底の自由を制限し、守備陣の負担を軽減したかったなと。


ところでJリーグが、日中韓でEU枠に似たアジア選手枠の枠組みを検討しているとか。日中韓の選手をEU圏内選手と同様に扱うと理解できるが、こういうアイデアが出てくること自体は歓迎。ただサッカーは国内リーグで完結するものではなく、例えばACLでは外国人選手の出場は3名までに制限されている。このあたりの問題を解決しないことには、国内リーグとは別のチームでACLを戦うことになってしまう。
まあ今の日本のメディアの体質からすれば、中韓の選手を取り込むことでJの扱いも多少は改善されるだろう。でもそれで日本サッカーのレベルが改善するとは思えないし、地域密着の理念や数少ない日本らしさが薄れてしまう恐れも…。


#メモ
EU加盟国のリーグでは、EU加盟国と加盟申請中の国の選手は外国人枠の対象外(スペインではコトヌー協定を尊重しアフリカ出身者も緩和される)。
各国が独自の外国人枠を設けているが、プレミアとリーガは3人、セリエは登録5人、試合出場3人。ブンデスには、下部組織出身者6人及びドイツ人6人との契約を義務づける「ドイツ人枠」がある。なお国によっては、国籍取得や二重国籍が容易だったり。
但しUEFA主催大会は、登録選手25名のうち4名を下部組織出身者、4名を自国の他のクラブの下部組織出身者とする制限あり。しかし登録が義務付けられるだけで、今のところ効果は非常に限定的。
なおFIFAのブラッターとUEFAのプラティニは、自国選手6名+外国人選手5名を提唱中。


(´-`).。oO(A契約枠どうするんだろ...浦和は大物呼んで来いよ...)