我那覇の件についてメモ

ARBITRAL AWARD renderd by the THE COURT OF ARBITRATION FOR SPORT(英文)
財団法人日本アンチ・ドーピング機構の見解(JADA)
世界ドーピング防止機構常任理事(文科省副大臣)の見解(ここ)


ちょっと面白そうなので残しておく。
Jリーグはドーピングの件は判断されていないと言っているらしい。でも仲裁書オリジナルを斜め読みした限りは、そもそも立証責任があるJリーグ側が十分な証拠を提出できなかったので、かかる点については事実認定ができなかった。そんな風に読めてしまうんだけど。
というかJは医者の裁量を無視しているし、仮にWADAより厳しいルールを採用するにしても規定や制度を十分整備しないまま処分しちゃったようなもの。仲裁人も日本のシステムの杜撰さにびっくりしたんじゃないのかなw


以下、5月30日追記
我那覇和樹、ピッチ外の勝利と終わらない戦い〜ドーピング禁止規定違反をめぐる問題〜(スポナビ)
経緯も含めて比較的よくまとまっていると思うコラムがあった。
自分は我那覇側の弁護士の解釈に基本的に同意。“might be minded”の下りについてはもう少し積極的に読んでいて( “mind”を“to pay attention to”とか“to heed or obey”のニュアンスで理解)、仲裁書の全体構成を考えてもJ側の主張はかなり無理があると思う。そもそもJ側の言うとおりだとすれば、判断できなかったとか別の表現になるのが普通だし。


さらに追記
“minded”には、形容詞があることを発見。こちらの方が「正当な医療行為と認めたい」というニュアンスが含まれることになり、よりしっくりくるかも。(dictionary.com)